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この曲は村下孝蔵が急病で亡くなる前年に発売したアルバム「同窓會」に収録されていたので知りました。それまでは彼の曲は大好きでしたが、この曲はこのアルバムを聴くまで知りませんでした。そして「同窓會」を買ったのも、彼の死後です。でも今は彼の曲の中では以前に記載した「絵日記」などと並ぶくらい好きで、暗い哀愁たっぷりでリズミカルな、村下孝蔵らしい曲だと思っています。
そして何よりも詞が個人的にも大好きです。
特に2番のサビ以降が好きで、
「ちっぽけなしあわせにこだわって 道に迷ってばかりいた やっと集めた光さえも 指の間もれた」(引用)
まずここが好きです。私だけでなく、そんな気持ちって皆よくある経験の方が多いと思います。
そしてきわめつけは、その後の最後の詞です。
「二人 自転車に乗り走ったね しがみついて笑った君よ」(引用)
というところです。自分的にはここはもうこの曲のクライマックスだと思っています。
ただよく考えると、もしかしたら「自転車は二人乗り?」とも思いますが・・。
なぜこの部分が一番好きかというと、
そして歌の中で自転車を走らせている場所には一切触れていないのですが・・、
東京に越してきてからの私の実家は、家から多摩川の土手が見えるようなところです。距離にして100メートルあるかないかくらいで、何かというと多摩川の河原や土手に行きました。高校3年の時は野球部だったのもあり、それまで電車とバスで通学していたのに、自転車で河原のサイクリングロードを走り、調布まで行き、そこから内陸に入り、ハケ(段丘)を2段登って通学していました。決して女性と自転車を河原沿いに一緒に走ったことなどまずなかったのですが、その情景は結構楽に想像できました。
ということで、なぜか私の中では、この曲の自転車も夕方の河原を走っている、というふうに自分の都合で置き換えられているのでした。???・・。
またこの曲を録音して最初に外で聴いたのは、家族と旅行に行った帰りの東北の新幹線の車内でした。すでに夜で景色は見えませんでしたが、疲れもあり、またちょうど警報級の大雨の中で、車内全体にも重苦しい空気が漂っていました。そしてこの時に聴いたこの曲が妙にその空気に合っていたので、よくおぼえています。だからこの曲を聴くとその時の雰囲気も思い出したりすることもあります。
この曲はおぼえやすく、リズミカルですが、少し暗い哀愁たっぷりの村下孝蔵らしい曲だと思っています。もしご存知ない方であれば、一度聴かれてみては?と思います。私と音楽の嗜好がほぼ180度近く違う、家族もこの曲については私が見ている限りでは、結構気に入っているようです。
この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。
※ここに記載している記事は基本的にはオリジナルの内容ですが、記事の正確さを目指しているので年次など確定事実については一部は公開情報を参考にしていますことをご承知おきください。
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