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1974年に発売された小柳ルミ子の名曲です。
曲調は西洋的な感じで、小柳ルミ子のそれまでのどちらかというと日本的で情緒的な哀愁系のメロディーとは一線を画するような印象を受けた曲です。物悲しい暗い感じの曲でありながらおぼえやすい、わかりやすいメロディーです。
小柳ルミ子は近年はともかく、デビューしてからかなりの年月は和風、エキゾチックを問わずすばらしい昭和歌謡をたくさん歌っていました。
以前にこのブログでは「たそがれラブコール」と「京のにわか雨」を紹介しましたが、私の好みの哀愁たっぷりの曲はまだまだあるので、この曲の他にも随時紹介していきたいと思います。
この曲は当時は大ヒットした曲で、私もテレビでたびたび直接歌う場面を拝見しました。
シャンソン、ロシア民謡、ロマなどの遊牧民の民族音楽をすべて盛り込んだような、ヨーロッパ的な素敵な曲です。多分ご年配の方のほとんどは私よりくわしく知っているような曲だと思いますので、私のくどい説明は端折ります。
「白い朝もや流れる 冬の淋しい停車場 あなたの無事を祈って これが運命とつぶやくの~」(引用)
この情景が浮かんでくるようなすばらしい出だしは当時はあまりにも有名なフレーズになりました。口ずさんでいた人も結構いたと思います。
さらにサビのところでは、
「~ひと駅だけでもあなたと一緒に朝の汽車に乗っていきたかった」(引用)
と、ここでこの曲に込められた感情が絶頂になるような印象を受けました。
作詞はこういう歌の名手である、なかにし礼で、作曲は加瀬邦彦です。
本当は不滅の名曲にしてもいいぐらいだと思っています。
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そういえば話は変わりますが、上記の曲とはあまり関係ありませんが、この曲ほど昔ではありませんが、こんなことがありました。
「六人の妹」 (ショートショート)
昔、むかし、はるか昔、相当な大昔のはなしです。
私が会社に入り新入社員で研修を受けていたころ、
同じ同期の新入社員のなかにどういう意味かは別にして、たいへんやり手の男がいました。
名前はAといいます。
Aは当時のバブル直前の時流に乗った軟派風の男でした。
彼は、自分で曰く「俺には六人の妹がいるんだ!」
と豪語していました。
それを聞いた、おくてでシャイな私は、
「へえ~、七人兄弟なんだ。大所帯だね」
と言いました。
周りにいた別の男は、
「ばかかお前は、それとはちがう妹だよ!」
とさとしました。
「???」
どうやら彼は、年下の彼女は妹、年上はお姉さんと呼んでいたのでした。
大幅に年上をお母さんと呼んでいたのかはわかりませんが、
たいしたもんだ、いずれにしてもうらやましいね、と思いました。
私は純情だったので、同い年のきょうだいがチラ、ホラとしかいませんでした。
そんなこんなで一年が経ち、そんなことも忘れかけた春のこと・・
私が働いている職場に恒例の新入社員が配属されてきました。
野郎が一人、女の子が二人です。
女の子は一人は理知的な感じでいい子でしたが地味目でした。
もう一人はというと、背も高く派手で、当時イケイケといわれた女子大卒のいかにも~、という感じの肉食系風のギャルでした。
名前はB子といいます。
B子はまあまあかわいいのもありましたが、性格も前述のように積極的でした。
職場の男は皆魅了されました。
でも口をひらくと、「それで~っ」「かわいい~~」的な感じでした。
さらには、
自分のことを「わたしって、”○○○○○○”(・・当時旬な芸能人)に似てると思うんだけど、どう??」
こんなことを聞いてくることもありました。
『う~ん?、目だけは似てるね』
私は内心そう思っていましたが、気が弱いのでだまっていました。
そんな時です。
同期のAから電話がありました。
「お前んとこの職場にB子が入ってきたんだって?」
「そうだよ」
「あいつは俺の妹なんだよ」
「えっ?」
:「えっ?」
と言いながらも・・
『なるほど・・』
私はこんな信じられない偶然の出来事なのに妙に納得してしまいました。
『なるほど・・』
私はこんな信じられない偶然の出来事なのに妙に納得してしまいました。
『やはり兄妹(きょうだい)だったか、どうりで・・・』
それからしばらく時が経ち、皆は順調に成長していきました。
ほどなくAはめでたく結ばれて結婚しました。
もちろんむかし妹だったひとではなく、新しく妹になった人でした。
話によると飲み屋でナンパしたとのことです。
「俺のいもうとになってくれる?」
とでも口説いたのでしょうか。
同じ職場であったB子も時が経ち会社をやめてしまいました。
そしてしばらく経ったころ、B子が結婚することになりました。
会社に入ってからもB子は仕事も頑張っていましたが、遊びもけっこう頑張っていたようで、
どんな派手なやつと結婚するのか、見ものだと皆が思っていました。
B子の結婚式の二次会に招待されたので当然出席しました。
だんなさんはどうやら地元の結構裕福な家の方で、しっかりした固い会社の方みたいでした。
早速B子に、「結婚おめでとうな。よかったじゃん。だんなさんは?」
と早速祝福の声をかけると、
B子は、「ありがとう。だんなは本当にふつうの人なの」
「ふつう????」
「そうなの、ほんとうにふつうのひとなの・・・」
今までどういうやつとつきあってきたんだ?・・
今でも不思議なのは彼女はどうやって彼と出会ったのかということです。
やっぱり、飲み屋でナンパしたんでしょうか?
「私のお兄ちゃんになって~~」
上記の記事はサイト管理人日記「ぶらぶらうだううだ」(旧穴狙い千ちゃんの旅行記2)に2011年5月17日に掲載した記事を移設したものです。
上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年7月19日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)
※なお一部は現在のモラルや法律などに抵触しないように、また内容的に改修したほうがいいと判断した場合は当初の内容を一部修正しておりますのでご承知おきください。
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【選曲した曲のメロディーと名曲という表現について】
もしご年齢や他の理由でメロディーや歌詞をご存知ない方がいらっしゃったら、今は大手検索サイトに「歌手名・曲名」を入力して検索すれば、2022年7月現在の現状では、すぐメロディーがわかる試聴サイトや動画の公式サイトなどが複数表示されるようです。それらのサイトは他サイトなので詳細は当方では認識がなく、それらをご利用されるかどうかは閲覧された方ご自身の責任になりますが、容易にメロディーを確認できる設備があるようです。
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この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。