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個人的に中森明菜の歌う曲でベスト3に入る楽曲だと思っている歌です。
松田聖子や中森明菜はデビュー時からシングルB面やLP(アルバム)でもほとんどオリジナルで、場合によってはシングルA面をしのぐような曲が収録されています。

たとえばそれまで有名演歌歌手やアイドルがLPアルバムを発売すると主要な曲以外は、今まで他の歌手でヒットした曲のカバーなどが収録されていたことが多いと感じていました。すべてがそうだとは思いませんが、むしろそうでない方が珍しいという印象です。

もちろん松田聖子も機会があったら紹介したいのですが、今回は中森明菜です。

さてこの曲は表題に記載している通り「Fin」というシングル曲のB面です。
中古レコード店で購入したのですが、たしか1990年代の中盤くらいで、発売からまだ何十年も経っていない頃で、個人的な印象と推測ですが元から中森明菜のレコードは希少性がなく、さらに以前ほどの大ヒットでもないことも手伝ってかなり安価に感じました。たしか同時期の中森明菜の他のシングル2枚と合せて3枚を買いました。

実際に聴いてみるとどちらがA面かわからないくらいの曲という感じでした。
A面の「Fin」の話はさておいて、表題の「危ない Mon Amour」の話です。
正直聴いて、びっくりしました。
「これが、B面なの?」
「A面で十分大ヒットしそうないい曲じゃない」
もちろん個人的な嗜好で感じた部分もありますが、すぐ覚えられるわかりやすいメロディー、歌詞、中森明菜らしいけど他の曲とも違う不思議な魅力がすぐ私にも伝わりました。

もちろん私好みの「リズミカルで、少しエキゾチック感のある哀愁のメロディー」でした。

そのころ個人的に同じように色々気に入った曲がかなり貯まり、テープにカセットに録音してウォークマンで外でまとめて聴くようになりました。まだ当時最新だったMDプレイヤーやウォークマンを持っていませんでした。

さらにそのころよく家族と旅行に行くようになりました。私は鉄道ファンで旅行好きですが、当時まで旅行は個人的な鉄道の乗り歩きなどカニ族的な旅行の他は、親戚などの多い関西、北陸などに行くことがほとんどでした。結婚した時も、あまり裕福ではなかったので国内の旅行にしようと計画していました。結婚前のあいさつに大阪の親戚の叔母夫婦の家に行った時に、叔母夫婦から「そんな一生に一度の機会なのに、奥さんはそんな簡単に考えてないと思うで。ハワイくらい行かなあかんよ」と言われ、急遽安いハワイの一般ツアーに変えて、初めて海外旅行に行ったくらいです。

その時の楽しさもあり、まだパスポートが効いているうちにということで、このレコードを録音して聴くようになってすぐくらいに、またまた安いツアーを見つけグアムに行くことにしました。ところが成田発が早くて、前の晩に成田のホテルに泊まるように予約しました。

前置きがかなり長引きましたが、そこでこの曲が登場です。
まず夜、スカイライナーで成田に行き、そして成田のホテルに泊まりました。
この「夜」がポイントでした。この曲をはじめ、暗い感じの哀愁たっぷりのメロディーが夜の車窓や、滑走路沿いにあるホテルからの夜景にぴったりでした。

なんでこんな部分的な話をするのかというと、私にとって新婚旅行以外で海外旅行に行ったのはこの1度だけで、ある意味特別な体験で、記憶です。そしてこの曲がピークになるように似たような哀愁のメロディーの曲をたくさん聴いたそのカセットテープはその旅行と完全にセットになっていました。これは後になっても同様です。

このころから本格的に自分の嗜好を完全に優先させて、好きな哀愁のメロディーを中心に収集することを始めたくらいです。もちろん以前からその傾向が強かったのですが、たまたま聴いた嗜好に合った曲をさがして買うのではなく、そのような曲を自分からさがすようになりました。
そのまま現在に至っています。

個人的なことで長々と記載してしまいましたが、この「危ない Mon Amour」は知っている人は知っているようで(あたりまえですが・・)、曲名で検索するとすぐ出てきます。多分どういう曲かも知る手段は視聴など、あるのではないか?と思います。

まずは聴いたことがない方は、1度は一部でもいいですから聴いてみてください。
比較的私と好みが近い方であれば、多分気に入っていただけると思います。

※ここに記載している記事は基本的にはオリジナルの内容ですが、記事の正確さを目指しているので年次など確定事実については一部は公開情報を参考にしていますことをご承知おきください。

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。