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私が小さいころ、すでに住んでいたのは埼玉でしたが、年に何か月もあたりまえのように大阪の父の実家にいました。実家は大家族で、まだ父の妹のうち下の二人(私から見たら叔母です)は結婚前で、一緒に住んでいました。特に下から2番目の妹は私たちの面倒を見てくれて、埼玉に一緒についてきてくれたり、よく私と姉と遊んでくれました。そして実家には当時としては珍しいのでしょうか?なぜかステレオがありました。

当然埼玉の私の住む賃貸住宅には、高価なのもありましたが、置く場所もなく、その時代の他の大勢の方同様、そんなしろものはありませんでした。ですから実家にいる時はステレオが珍しく、いじり方はわかりませんでしたが、よくその叔母と一緒に音楽を聴いていました。叔母は当時の流行りの歌謡曲が好きなようでした。私がおぼえている範囲では表題の「ザ・ピーナッツ」「伊東ゆかり」「小川知子」あたりが多かったと思います。

ということで、叔母のおかげで私は子供のくせにそのころの流行りの歌謡曲を聴く機会があり、今考えれば、このようなマニアックまでになってしまったレコード収集の趣味も、そのころに下地があったのかもしれません。

特に「ザ・ピーナッツ」は完全にトップスターで、もちろん曲もよかったのですが、一卵性双生児でよく似た顔や声だけでなく、息の合った美しいハーモニーで歌い上げました。有名なのは「恋のバカンス」など当時大ヒットした数々の歌ですが、多くは私好みの哀愁のたっぷりの楽曲だったように思います。

表題の「恋のロンド」は実は当時はまったく知りませんでした。
1968年に発売されたようです。でも後述にもありますが、初めて聴いた時も「どこかで聴いたことあるな」と感じました。当時のテレビ番組か、そのステレオかはわかりませんが、知らないうちに聴いていたのかもしれません。

実は初めて聴いたのはかなり後で、平成になってからです。
その当時よく聴いていた(見ていた)、スカパーのスターデジオの懐メロみたいな歌謡曲のチャンネルがあり、何かの特集でたまたま聴きました。先程の「聴いたことあるな・・」はその時に感じたことです。

リズミカルで覚えやすく、哀愁たっぷりで、”昭和歌謡の歌姫”である「ザ・ピーナッツ」にはぴったりのメロディーでした。

それからこの曲名を調べて、さらに数あるザ・ピーナッツのベスト盤などで収録しているものをさがしました。仮にそのようなものがあっても、今度は中古レコード店に在庫があるかはわかりません。

この曲に出会う前にもザ・ピーナッツのLPレコードは買いましたが、当時はいろいろ事情があり、まだレコードを集めていなかったので売ってしまいました。さらにこの曲に出会った後も買ったり、知人にもらったりしましたが、この曲がなかったり、あっても針飛びだったりで、なかなか自分のコレクションにはなりませんでした。まだネットが今ほどは発達していなかったのですが、ご承知のように段々と整備されてきて、中古レコード店にわざわざ行かなくてもネット通販などでさがせる環境になってきました。Amazonは典型的な一例で、私もさがしまわって空振りに終わるよりは、そのほうが効率もいいので、Amazonなどでさがす機会がふえました。

結局Amazonで調べたら、シングルCDがリバイバルで発売されていたので、すぐ買いました。
わざわざシングルCDをリバイバル発売するくらいなので、かなり人気があることもわかりました。

もしこれをご覧になった方で、この曲名を聴いてもピンとこない方がいたとしても、それなりの年代の方なら、やはり「あれ、この曲聴いたことあるな」と思う方がいるかもしれないと思っています。

「ザ・ピーナッツ」らしい、リズミカルで少しラテンではありませんが異国系の香りがする哀愁たっぷりのメロディーです。

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。