ブログネタ
あの時代や場所、瞬間を紐とき、思い出す歌や音楽 に参加中!
今日はもう1発掲載です。
表題の「ホームにて」は多分「中島みゆき」がこれだけ注目されている状況なので、おそらく多くの方が知っている曲だと思います。

ですので、くどくど色々書きませんが、東京や大阪など都会に単身で出てきた人たちが聴くと「ぐっ」とくるようなメロディーと歌詞です。

特に年末の皆地方に帰省した後に、東京に残ってスナックや居酒屋で飲んでいる人が聴くと、さらに「ぐっ」とくる歌詞だと思っています。私自身は大阪生まれ、埼玉育ちで、元からの東京の人間ではありませんが、基本的に胸を張って自分の「ふるさと」といえる土地もありません。でも今の現在の家族と住んでいる2か所の賃貸と、東京に来た時に住んでいた自宅以前の家は、仮に自宅(関西)でも賃貸(埼玉)でもすべて取り壊されています。

だから何だというわけではありませんが、「ふるさと」のある人がうらやましいし、自分の「ふるさと」はどこなのか?と逆によく考えたころもあります。この曲はそんな私のような中途半端な人間にも「感じる何か」を提供してくれます。

また登場ですが、行きつけの荻窪のスナックで年末年始に飲んでいると、なぜか本来はその対象ではない私もよくこの曲を歌いたくなりました。もしかしたら歌詞にもありますが私が鉄道好きだからかもしれません。

そしてこの歌を歌うと、北陸や関西に用事で行く時に当時頻繁に利用した「北陸号」「能登号」「銀河号」など夜行列車の発車ホームの情景が浮かび上がるからなのかもしれません。特に「北陸号」や「能登号」の発車する上野駅のいわゆる「列車ホーム」は夜行列車などが発車するときの雰囲気は情緒的で、旅情が掻き立てられます。

東日本大震災の前後のころ、年末年始に東北方面に帰省する人達用に当時この曲をもじったのか?JR東日本から、たしか「ふるさと行きの乗車券」というようなネーミングの割り引ききっぷが発売されていました。

なぜかこの曲は「夏のお盆時」ではなく「年末年始」の風景が浮かび上がります。

※ここに記載している記事は基本的にはオリジナルの内容ですが、記事の正確さを目指しているので年次など確定事実については一部は公開情報を参考にしていますことをご承知おきください。

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。