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この歌は当時ヒットしたかどうかもわかりません。(昭和50年発売)
実は近年まで知りませんでした。
また私もそう思っていましたが、朝丘雪路といえば、古い昭和歌謡ファンは「雨がやんだら」を想像すると思います。そして元からタカラジェンヌでもあり、晩年もほとんど女優のイメージが強く、特に若い方は「姑さん」役のおばさんの女優さんというイメージかもしれません。

ところがこの近年(平成時代)になりこの歌を知って、そして聴いた時にその感覚は大きく変わりました。このレコードは中古レコード店で購入しました。それは特に時間つぶしもかねて店内で色々見ていた時に見つけました。中古レコード店では色々見ているとたまにあまり普段見ないレコードがあります。もちろんすべて自分のお気に入りの曲とは限りませんが、中には「え?こんな曲があったんだ」とある意味新鮮な発見をします。このレコードがまさにその曲でした。買って家に帰って聴いてみると、自分好みの曲であることがわかり、何か得した気分になったのをおぼえています。

「雨がやんだら」はいい曲だと思いますが、当時から大ヒットして、また彼女の独特の歌い方も相まって、印象が固まってしまい、しかも前述のように何回となく聴いているので、新鮮さもなく、もっといえば少々食傷気味でした。

しかし表題の「別れのスナック」は個人的な好みでもある哀愁たっぷりで、時代をほうふつとさせる典型的な昭和歌謡のメロディーに、逆に新鮮味を感じました。さらにこの曲と詞が、とにかく彼女の少しハスキー気味の声にピッタリでした。宝塚出身なのに、なぜかそれをあまり感じないような独特で不思議な雰囲気を持っている、歌手でもあり、名女優でもあったと思っています。

ご当人は数年前に逝去されたようですが、長門裕之、津川雅彦兄弟とその配偶者である南田洋子とこの朝丘はすべてここ10年くらいで逝去されてしまいました。彼らは私たちの少年時代からテレビや映画、ドラマであたりまえのようにお茶の間を賑わしていた名プレイヤーたちだっただけに残念であり、同時に自分の年齢も感じるようになりました。

※特にこの曲と関係はありませんが・・、
またこの文を記載していて、今はあまりつながりはありませんが以前私の飲み友達に、一時期長門夫婦のマネージャーをしていた元役者さんがいて、色々言っていたのを思い出しました。(内容はあまり思い出せません・・)

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。

※(一社)JASRACや(一社)日本レコード協会の意向により、歌詞やジャケット・盤面の写真の掲載は控えさせていただきます。ご承知おきください。