哀愁のメロディー中心の心打つ名曲さがし&自作ショートショートコラボサイト

哀愁のメロディー中心の名曲さがしを中心に、小話・ショートショートのコラボサイトです。個人的な感性で名曲と感じる楽曲を選曲しています。時代、ジャンル、ヒットの有無は不問で私のレコード・CDのコレクションを中心に紹介します。また同時掲載で自作のブラックな小話、ショートショートを掲載しています。

記事中の人物名等は特別な事情がある場合をのぞき原則敬称略です。

【当サイト概要】

当サイトは2つのテーマの「コラボサイト」です。感性と内容が問われるサイトです。
1名曲さがし
個人的感性で哀愁系の曲を中心に名曲と感じる曲の選曲のみ
をしています。
2創作「ショートショート」
完全にオリジナルで、内容は日常生活や動物の擬人化などを中心に特に大きな制約は作らず、自虐的なギャグ・ドタバタ系が中心です。

※素人ですが、一応はるか以前に劇関係のキャストや演出、脚本の経験はあります。


rec2

※メロディーや歌詞は、他サイト等で閲覧者様ご自身の判断と責任でご確認いただければと思います。楽曲の掲載は現行の国内法を順守するように心掛けております。また楽曲のレコードやCDコレクション所有の有無も記載しています。
※「ショートショート」はすべて当サイト管理者自身の創作で無断転用や転載を禁止します。


サイトのタイトル画面は金沢市から見た白山連峰遠景(2019.3:撮影はサイト管理者)

時代文化ネットロゴ2
                        

ブログネタ
時代を問わず、国内外を問わず、名曲さがし に参加中!
表題の曲を初めて聴いたのは、私が中学生のころによく放送していたラジオのオールディーズ特集の番組を聴いた時です。
この曲が発売されたのは聴いた当時からはるかに?さかのぼる1960年代後半だそうです。
国内では結構売れたようなので、それなりのご年齢の方はご存知の方も多いと思います。当時から哀愁好きだった私にとっては個人的には印象には残りましたが、当時からレコードを集めていたわけではなく、そのままでした。

レコードは大学生の頃か社会人になった時かははっきりおぼえていませんが、オールディーズ全集というような「オムニバス盤」のLPレコードを買った時に収録されていたように記憶しています。その後中古レコード店でシングルレコードを見つけ、迷わず即断で買いました。

表題のようにミュージシャン名をフェラスとピンキー&フェラスと二重に記載しました。これはシングルを発売した時はフェラスだったのが、途中でグループ名が変わったからだそうです。

そのことはいつだったか不明ですが、聴いた数年後くらいに音楽に詳しい方がラジオか何かで「日本で当時国民的な大ヒット曲の『恋の季節』を歌っていたピンキーとキラーズ」が関係している、というようなことは聞いたことがありました。でもネットで色々調べてみると、私が想像していたのと逆に日本のピンキーとキラーズのほうが先で、表題のフェラスのほうが後に改称したようです。

作曲者はあのポールモーリアの世界的名曲の「恋は水色」を作曲したアンドレ・ポップだそうです。またこの曲は当初作曲者のおひざ元フランスの歌手が歌っていた曲のカバーだそうです。

これらは詳しく記載した記事がネット等に複数出ていると思いますので、そちらを閲覧された方いいと思います。

この曲は聴くと、薄暗い霧にけぶったイギリスの歴史的な古い工業都市であるマンチェスターとリヴァプールの街の風景が浮かぶような、ある意味神秘的な情景をあぶりだすような曲だと思っています。もちろん私は行ったことすらない街なので、想像の産物にすぎませんので、悪しからず・・・。そして同時に日本人が好む情緒的でわかりやすい哀愁たっぷりのメロディーでもあり、不思議な魅力たっぷりの曲です。

この記事を書くために調べていた時に、この曲は「恋は水色」の作曲者が作った曲だ、ということも知りました。言われてみればどこか同じ雰囲気のメロディーだというのもうなずけます。ポールモーリアは私も大ファンで機会があったらここでも取り上げるつもりですが「恋は水色」は日本人に特に人気があるというのも、この曲が日本人の感傷をくすぐるからなのでは?と想像します。

多分この曲も同様な部分で日本人好みの曲名なのかもしれません。

色々ごたくを並べるより、聴くと前述の内容を簡単にご理解いただけるのでは?と思います。

洋楽なのに日本の物悲しい、感傷的な曲を聴いている気分にさせてくれる曲です。

※知識が乏しく「だそうです・・」の多発で失礼しました。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

ここからはこの曲とは全く関係はありません。
今回は久しぶりに例の荻窪のスナックでのひとコマです・・

「病院送り・荻窪スナック編」(ショートショート)

久しぶりにいつもの例の荻窪のスナックです・・

ギィ~ッーー

ドアが開く音がして、お客が来店しました。
何をかくそう、来店したのはこの私です・・

するとママが、
「いらっしゃーい」
「あら、あんたじゃない、お久しぶり~!」

ー:そう、久しぶりだねっ!

「あらちゃんと生きてたのね・・」

ー:何か残念そうだね

「あら、そう?、だって酔っ払ってその辺で行き倒れになって、病院送りになっているかと思ってたわ」

ー:えっ~?いきなりごあいさつだね・・、そんなことは全然なかったねっ!

「えっ?そうなの?」

「そうでなければ、その辺でこわいお兄さんにからまれて、ボコボコになって病院送りになっているかと思ってたわ」

ー:何だよっ、俺はすぐゴメンナサイしちゃうからそんなこともなかったねっ!

「そうでなければ・・、え~~っと・・」

ー:まだ何かあるのかよっ💢

「そうだわっ!、そうでなければその辺の野良猫と決闘して負けて顔を引っ掻かれて病院送りになっているかと思ったわ」

ー:ん~~っ、どうしても俺を病院送りにしたいらしいな、残念ながらそれもなかったねっ!

「あらっ、残念・・」

ー:俺はいったいどういう存在なんだ💢

「まあまあ・・」

ー:まあまあ、じゃないだろ💢

「それだったら、道に落ちていたバナナの皮で滑って転んで病院送りになったとか・・・」

ー:オイオイっ💢

「それじゃなかったら、奥さんにハエタタキで引っぱたかれて病院送りになったとか・・・」

ー:💢💢💢

「そんなに怒らないでね、冗談よ、冗談・・」

ー:う~ん、わかったよ、早く水割り作ってくれよ・・

「そうそう今日はね、腕相撲の強い△△ちゃんが来てるのよ」
「△△ちゃん、こっち来てっ!」

ー:えっ?

すると△△ちゃんが、
「あらお久しぶりね、私より弱い□□さん!」

ー:・・・

「そうそう早速腕相撲しようよっ!ねっ?」

そして彼女は指と腕を鳴らしました。
『バキッボキッバキッ!!』

ー:・・・

そしてママがひとこと
「心配しないでも大丈夫・・、大丈夫よっ!」
「今救急車呼んどいたから安心してへし折られていいわよっ!」
「これであんたはちゃんと病院送りになるのねっ!」

ー:・・・

「ララランラン♪」

ー:・・・

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年10月5日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【当サイトは選曲のみのサイトです】
この曲のメロディーや詞は、閲覧者様はご自身の責任と判断で、動画・通販の試聴サイトなど他サイトをご利用いただくようお願い致します。また紹介文の内容はオリジナルですが、文章の正確さを期すために年次など一部データのみネットや他資料の公開情報を参考にしています。またモラルや法令を遵守するように心掛けております。※歌詞の一部掲載はシステム提供元のLINEとJSRACの契約上可能です。他の画像等は当事者の許可のないものは掲載を控えております。

ブログネタ
時代を問わず、国内外を問わず、名曲さがし に参加中!
この曲は2018年に発売されたCDアルバムの中の1曲です。リリースの時にFM世田谷の番組に表題のMGPのメンバーにご出演頂いたというご縁がありました。

MGPは、一見現在の芸能界には多いタイプの女性アイドルのグループというふうに見えますが、ご本人たちは声優やボーカリストなどで編成されたグループです。そしてこの曲でも和楽器演奏ユニットのHID×HIDE(アルバム全体でジョイント)の演奏も加わり、「万華鏡」に関しては純日本的な風景を連想させるような部分と、リズミカルなポップな曲を融合させた不思議な魅力のある楽曲です。

このアルバムの楽曲を企画・プロデュースしたターゲットエンタテインメント代表の高濱祐輔は元は1990年くらいからロック系のキーボード奏者として活躍するミュージシャンです。現役当時から自らもバンドに参加するなど音楽演奏に直接参加するかたわら、ロックを中心とした音楽活動をするプロのミュージシャンの曲を作曲・編曲(一部は作詞も)して、多くの楽曲も提供してきました。また同時にゲーム等の音楽にも特化して、大手ゲームメーカーの多くのゲームサウンドも提供してきました。

表題の「万華鏡」のほかアルバム「GRAVITY」のほとんどの曲は彼の作曲・編曲による楽曲です。
個人的な印象では、アルバム全体にある洗練されたリズミカルなダンスミュージック的な部分と、「姫神」をほうふつとさせる日本の原風景が画像が浮かび上がるような和風で少し感傷的なメロディーが上手にミックスされている感じの曲という印象です。少なくとも私は何度聴いても不思議な快感が体に走るタイプの曲です。

ちなみに発売当時から、哀愁のメロディーの名曲として他の個人的な好きな曲と一緒に飲み屋や電車で聴く時ためにアルバムからこの曲だけMDに録音して聴いていました。もちろん他の収録曲も違うタイプの曲として心地よいメロディーの数々を聴かせてくれると思います。

下記にターゲットエンタテインメントの公式動画リンク等を設置しますので、もしご興味のある方は聴いてきてはいかがでしょうか?
※下記リンクや画像などターゲットエンタテインメント関係のリンク等はすべて代表の高濱氏よりご承諾をいただいたうえで掲載しております。

万華鏡動画リンク


Youtube・ターゲットエンタテインメント動画公式チャンネル

ターゲットエンタテインメントオフィシャルサイト


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

ここからは本文とは関係ない内容です。悪しからず・・・

「新進化論」(ショートショート)

新進化論・猿編
博士:動物は常に進化しているんだ
子供:へえ~
博士:数万年後には猿も進化して背広を着て歩いてるかもね
子供;人と猿は結婚できるの?
博士:間に出来た子は猿人だから、また進化のやり直しだね
子供:・・・
※2022年8月26日にTwitterに掲載

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

新進化論・ねずみ編
博士:動物は常に進化しているんだ
子供:へえ~
博士:数万年後にはねずみも背広を着て歩いてるかもね
子供;背広?ねずみも会社に行くの?
博士:背広着たんだから会社に行かなくちゃいけないだろ?
子供:・・・
※2022年8月27日にTwitterに掲載

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

新進化論・ぞう編
博士:動物は常に進化しているんだ
子供:へえ~
博士:数万年後にはぞうも背広を着て歩いてるかもね
子供;サイズは誰が測るの?
博士:う~ん・・、キリンだよ
子供:キリンのは?
博士:・・・
※2022年8月28日にTwitterに掲載

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

新進化論・タヌキ編
博士:動物は常に進化しているんだ
子供:へえ~
博士:数万年後にはタヌキも背広を着て歩いてるかもね
子供;今も沢山いるじゃない、会社に行けば・・
博士:・・・
※2022年8月30日にTwitterに掲載

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

新進化論・カラス編
博士:動物は常に進化しているんだ
子供:へえ~
博士:数万年後にはカラスも背広を着て飛んでるかもね
子供;どうやって着るの?
博士:そんなややこしいことは真面目に考えないことだね
子供:・・・
※Twitterには未掲載

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。写真も本人が撮影しています。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年9月24日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【当サイトは選曲のみのサイトです】
この曲のメロディーや詞は、閲覧者様はご自身の責任と判断で、動画・通販の試聴サイトなど他サイトをご利用いただくようお願い致します。また紹介文の内容はオリジナルですが、文章の正確さを期すために年次など一部データのみネットや他資料の公開情報を参考にしています。またモラルや法令を遵守するように心掛けております。※歌詞の一部掲載はシステム提供元のLINEとJSRACの契約上可能です。他の画像等は当事者の許可のないものは掲載を控えております。

ブログネタ
時代を問わず、国内外を問わず、名曲さがし に参加中!
この曲はオフコースの曲の中では数少ない異色の曲です。
もちろん異色だから取り上げるわけではなく、個人的な好みを満たしているからです。
聴いたのは7~8年前と記憶しています。テレビかラジオの番組だと思いますが、その時に1回聴いただけです。
その後は少なくとも私が観たり聴いたりした放送番組では1回も聴いたことがありません。

正直な感想は「えっ?こんな曲があったんだ!」と「いい曲じゃん!」という2つの印象を持ちました。ということで大変気に入りましたが、前述のようにその後は一切聴くことはありませんでした。

この表題の曲「忘れ雪」は1974年に発売され、作詞は松本隆、作曲筒美京平です。
まずこの時点で「なぜオフコースなのに、他の作詞家や作曲家が曲を作るの?」と感じると思います。
私も同様でした。曲調はオフコース独特の透明感のあるメロディーとは少し違い、当時流行っていたフォークソングからの流れをひいた哀愁たっぷりのシンガーソングライター系の感じです。NSPとかグレープ、とんぼちゃんなどと同系統の楽曲というイメージに感じました。ただ曲の中では彼ら二人の絶妙のハーモニーを随所で聴くことができます。これは他の同系の曲をしのぐような部分だと思っています。

ただこの曲は歌っているオフコース自体が発売当時以降は、アルバムにも収録しなかったようです。
つまりシングル盤以外では、表題のシングル盤を集めたベストCD以外には収録されていないようです。これらの明確な理由や詳細な事情もまったくわかりません。

また私はオフコース・リークではないので、熱心なファンの方々がこの曲をどのように感じているかもわかりません。ただ私は聴いた第一印象で「私の好みのタイプの曲」だと思い掲載しました。

この曲については、ネットでは色々な情報が出ているようです。ただ放送では特別な情勢の変化や、大きなきっかけでもない限りまず今後も聴く機会は限りなく少ないのでは?と思われます。

聴くために一番手っ取り早い方法は表題のCDを買うことですがこれも安価ではありません。でもこのCDはこの大物ミュージシャンの期間内のシングルがすべて収録されているので、それ自体は別の意味でも買う価値はあると思っています。

ぜひとも聴いていただきたいと思う1曲です・・

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

さてここからは、表題の曲とは関係のないしがないサラリーマンの日常のちょっとした話です。
こんなことって、よくありますよね?・・・、ないか・・・

「ある日の電車の出来事」(ショートショート)

世の中には本当にいろいろな人たちがいます。
いつも営業などで外回りをしていると、いろいろな人たちに出会います。

ある日私はいつものように営業の外回りで電車に乗りました。
電車は結構混んでいました。それでもなんとか座ることができ、ほっと一息ついていました。

となりの駅に着くと、ほとんど空席はなくなりました。

近くにひとつだけ空席がありますが、とにかく小さな子供でも窮屈なくらいの広さです。

そこへ中年のわりと体格のいいご婦人が乗車してきました。
ご婦人は、ふとその隙間を一瞥しました、多分自分のサイズと席の隙間を計算していたのでしょう。

少し間がありましたが、急にその席めがけて突進を始めました。

ドドドドドッ

「ぎょっ」

私も驚きましたが、一番驚いたのは多分その隙間の両側に座っていた人でしょう。
どちらもやせ形の男性でしたが、2人とも膝を開いて自分の領地を確保するかのようにして座っていました。

『無理だろう?』
『無理、無理!』
『無理だな・・』

近くにいる乗客は皆、言葉には出しませんが暗黙の了解のように納得していました。

しかしご婦人の決心はまったく揺らいでいる感じはありませんでした。

ドドドドドッ、と席に近寄り、

「ドスン!」

まずはその隙間に大きなおお尻を落とし込みました。

「ひゃっ」

両側の男性はたじろぎました。

そこへご婦人のさらなる一撃が
「グリグリグリ」
「グリグリグリ」

とお尻と腰を上手にくねらせて、そうちょうどドリル穴にねじをねじ込むような要領で・・

もう両側の男たちはたまりません。

「ひえー!」

男たちの体はその強烈な圧力に押されどんどん反対側に押し出されました。
膝など開いている場合ではなくなりました。

そして仕上げです。

「ぐいっ!」

今度は腰を後に押し込みました。

これで完成です。

反対側から見ると、ご婦人は自分の領地はもちろんのこと両側の男の領地も大きく侵略することに成功しました。

お見事でした。

両側の男はしなだれ、そして窮屈そうに膝をせばめていました。

私も含め車内の人たちもしばし圧倒され、同時に感動で無言になりました。

そしてご婦人の表情は見ている私たちに向かって・・
『何か?』
と言っているかのように見えました。

私も含め周りの乗客たちは呆気に取られ、心の中でこうつぶやいたに違いありません・・。
『い、いえ何も・・・』

そして同時に、おそらくこう感じていたに違いありません・・。
『俺のとなりじゃなくてよかった・・・』

下記の記事はタウンクリニックドットコム・時代文化ネットのサイト管理人日記「ぶらぶらうだううだ」に2011年10月28日に掲載された記事の後半の作品を移設したものです。また内容は現在の社会規範や法律に沿った形で一部改修しております。

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年9月16日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【当サイトは選曲のみのサイトです】
この曲のメロディーや詞は、閲覧者様はご自身の責任と判断で、動画・通販の試聴サイトなど他サイトをご利用いただくようお願い致します。また紹介文の内容はオリジナルですが、文章の正確さを期すために年次など一部データのみネットや他資料の公開情報を参考にしています。またモラルや法令を遵守するように心掛けております。※歌詞の一部掲載はシステム提供元のLINEとJSRACの契約上可能です。他の画像等は当事者の許可のないものは掲載を控えております。

ブログネタ
時代を問わず、国内外を問わず、名曲さがし に参加中!
この曲は今年(2022年)の8月に発売されたばかりの新曲です。
元はバンドのメンバーだったらしいのですが、解散して、その後は2人で活動しているようです。
ただ今回の曲はラップを取り入れた演歌というふれこみで、新しい音楽を模索するような形で作られたようです。

演歌というふうな話ですが、聴いてみるとムード歌謡と昔の「狩人」のあずさ2号を足して2で割ったような曲という感じがしました。(もちろん曲調の話で、曲が似ているわけではありません・・)

またこのようなタイプの曲が流行った昭和50年前後のシンガーソングライターのデュオグループの雰囲気っぽいような印象も受けました。

私のような哀愁好きの人にはこたえられないようなタイプの曲で、しかも途中でラップ的なリズミカルな間奏が入ったり、また前述の「狩人」的な心地よくハモる部分も随所にあります。個人的にはかなり気に入りました。ムード歌謡的な曲は現状では流行っているのですが、この曲は少し切り口が違うように感じました。

この曲は現在BS日本テレビで月曜日20時からやっている番組「歌謡プレミアム」の今月の推薦曲にもなっているようです。プロ野球などの季節ですが、少なくとも今晩は放送されるので放送時間中にO.Aされるはずです。

ぜひとも・・・

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

ここからは表題の曲とはほぼ関係ない話です・・。現実にはこんな人はあまりいないと思いますが・・。

「へび」(ショートショート)

へびは足がありません、もちろん手もありません。
ところがへびは上手に、しかもかなりのスピードで動き回ることができます。

へびは私たち人間にたとえると手足を縛られたような状態で自由に動き、泳ぎ、人間ではとても難しいような壁面や急斜面でも這い上がることもできます。

いったいどうやって動き回っているのでしょうか?

どこからあのエネルギーが生まれ、どのように伝え、そしてどこの部分で壁に張り付いているのでしょうか?

おなかに接着剤でも塗っているのでしょうか?
いやいや吸盤があるのでしょうか?

考えてみるとその能力はほかの動物に比べても図抜けているように思えます。

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ある日、私はためしにへびのように手足を縛って動き回れるかどうか近所の道端で試してみました。

「ズズズズズーッ」「ズズーッ」
なかなか動けません。

さらに5メートルくらい先に皿にご飯を置いて、そこまで行って食べられるかどうか試してみました。

「ズズズズズーッ」「ズズーッ」
「ズーッ」「ズーッ」

やっとご飯の近くまでたどり着きました。

「バクッバクッ」
ご飯にかぶりつこうとします。

なかなかうまく食べられません。
口の周りがご飯粒だらけになります。

・・・とそこに偶然に隣の家の奥さんが通りかかりました。

「あらあら、△△さんのご主人じゃないの?、何してるの?」

・・いえ、へびの動きの研究をしているんですけど・・・

「???・・・」

「大変そう・・、大丈夫?」

・・何、大丈夫ですよ!

「いえ、体じゃないの・・頭のほうは大丈夫?」

・・・

・・近所の手前もあり、そろそろほどいて家に帰りました。

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

家に帰ると・・

妻が出てきました。
「あらあなた、さっき隣の奥さんから色々聞いたわよっ!」

「よくわからないことやっているみたいだけど、何かわかったの?」

いやーッ、へびは大変な能力があることがわかったよ・・
人間にはとても真似はできないね!

「私もわかったことがあるわっ!」

エッ?
何を?

「あなたがアホだっていうこと・・」

・・・

上記文章は2012年1月6日に管理人ブログに掲載した創作を一部改修して掲載したものです。

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年9月12日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)
また一部現在の法律や社会規範に合わせて改修しています。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【選曲した曲のメロディーと名曲という表現について】

この曲のメロディーや詞は大手検索サイトなどで「ミュージシャン名」「曲名」を入力すると試聴やダウンロード、歌詞サイト、動画サイトなどが複数表示されているものが多数あると思います。もちろんそれらは当サイトとは関係ない外部サイトなので、合法かどうかなども含め閲覧者様ご自身の責任においてご利用されるか否かのご判断をしていただくようお願い申し上げます。それから文章の正確さを期すために年次など一部データは公開情報を参考にしています(文の内容はオリジナルです)。

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。

ブログネタ
時代を問わず、国内外を問わず、名曲さがし に参加中!
言わずと知れた盲目の世界的な天才ミュージシャンです。その中でも個人的にはスケールの大きさも感じる最も印象に残る名曲と思っています。
1976年に発売された2枚組のアルバム「キー・オブ・ライフ」に収録されている曲で、8分くらいにおよぶ長い曲です。内容的には同じ様なメロディーの繰り返しに終始します。でも聴いているとこの曲が終わりそうになると「えっ?もう終わっちゃうの?」と逆になごり惜しくなるくらいに聴き惚れてしまう曲です。それは何回聴いても、そして今でも同じ気分になります。

私は学校時代に若干だけ音楽関係が好きでした。最初はご多分に漏れずビートルズからでした。しかしそのうちに洋楽のロックやラテン系の音楽、ソウルミュージックなどもけっこう好きな時期がありました。でもそんなに詳しい知識などはありませんし、また上手に楽器を演奏できたわけでもありませんでした。さらに英語はまったく苦手でした。だから細かい演奏のパーツも、歌詞もわからないまま聴いていました。また彼の詳細な経歴も承知していません。

ということで歌詞の意味や、くわしい経歴の正式名称などは他の詳しい方の情報をご覧ください。

この「キー・オブ・ライフ」は2枚組のLPレコードの他に小さなおまけのレコードがセットになっています。当時は分倍河原駅前のレンタルレコード店「友&愛」でレコードを借りてカセットに録音して聴いていました。

それで社会人になってから、ある時にこの曲のことを思い出しました。再度聴くために中古レコード店でLPレコードを買いました。

スティービー・ワンダーといえばすべて日本語表記ですが「迷信」「サンシャイン」「可愛いアイシャ」「愛するデューク」などが超有名ですが、私は表題の「アナザー・スター」を迷わず1番の名曲と思っています。

また記憶がおぼろげなので正確かどうはわかりませんが、当時彼の音楽に興味が深まりメジャーでデビューしたころ?のアルバム「アップタイト」を買ったのをおぼえています。収録曲の中でも「太陽の当たる場所」という曲が気に入り、これも何回も聴いていました。

それから実はもう2曲好きな曲があり、テーマにも合致していると思うのでまた機会があったら紹介したいと思います。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

下記の創作文は2012年1月2日に管理人ブログに掲載した創作を掲載しています。
また下記の創作文は一部現在の法律や社会規範に合わせて改修しております。

それではこの世界的なミュージシャンに恥じないような話を、ということで、サラリーマン時代にこんなこともあったかな~?

「キツネPart1」(ショートショート)

私はしがない営業マン。

今は都会で外回りの仕事にはげんでいますが、昔、学生時代には長野県などで民話の調査をするサークルに入っていました。

そして多くの地域では、地元に伝わる話で一番多く聞くことが出来たのは、「きつねに化かされた話」でした。

大雑把にいえば、キツネは人を化かすようで、地元では昔から「山に行くとキツネに化かされるから気をつけろ」というような戒めがあるようでした。

山は一人で行くと道に迷ったり、さまざまな危険があるから気をつけろということなのでしょうが、その題材はいつも彼らが悪役になるという設定でした。

それはおそらくまず昔はキツネはひじょうに身近な動物で農作物を荒らしたりするほか、大きな理由として考えられるのはその風貌にもあるのでは、と思っています。

現在の人間社会においてもこんなことがあるかもしれません・・

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これは昔、昔・・・ではなく、現代、現代の話です・・

ある日私は仕事で不都合が生じて、取引先のA社という会社にクレームをつけました。
そして相手の会社A社の担当者と面談することになりました。

応接間に通されて待っていると・・

応接間に担当者が入ってきました。

顔は何となくですが「キツネ」っぽい顔つきです。

担当者:「いやー、このたびは申し訳ありません」

私:「それじゃ困るんだよ、どうにかしてくれよ」

担当者:「それではこんな案でどうでしょうか?」

きつね顔の担当者は「ニヤッ」と笑いました。

ちょうどキツネが人を化かして、得意げになった表情に似ているように感じました。

{こいつ、おれを化かそうとしているな・・}

私:「お・おれは騙されねえぞ!、お前のようなキツネみたいなやつにはな・・」
と思わず言ってしまいました。

担当者は私のあまりに乱暴な予期しない反応にびっくりしました。

「いや、え・え・え・えー、そんな・・・・・こと言わないでくださいよ」と言うと、うろたえたせいか咳き込んでしまいました。
「コンッ、コンッ、コンッ!」
ちょうどキツネの声のように・・

それを見た私は、
「そおれ見ろ、やっぱりお前はキツネだな。」

担当者:「何をおっしゃってるんですか。私は誠心誠意申し上げてるんです。信じてください!」

私:「いや、お前はキツネだから信じられねえな。本当は後に尻尾があるんだろ?立ってみろよ」

担当者:「まさか。では見てくださいよ」

担当者はスッと席を立ち後を向きました。
そこにはズボンがあるばかりで、尻尾のようなものはありませんでした。
ただ、しばらく座っていたので、すこしズボンが空気でふくれていました。
ちょうど尻尾を隠しているように・・

私:「ほら、やっぱりそのふくらみは尻尾隠しているんだろ?白状しろ、このキツネ野郎!」

担当者:「いいえ、けっしてそんなことはありません。私はキツネなんかじゃありません。それだったらズボンも脱ぎますから・・」

というと担当者はズボンも脱いでしまいました。

するとそこには立派な尻尾が・・・
なんてことはなく、擦り切れかかったパンツしかありませんでした。

担当者はすでに顔を紅潮させていました。

{まずい・・。キツネじゃなかった、どうしよう・・。でも本当は尻尾があるはずなのに・・}

私は本来文句を言いに来たのに、逆にどうしようもない状況に追い込まれてしまいました。

「いやあ、そうだね。尻尾はないね・・」

私はそそくさと逃げるように退散しました。

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

会社に帰ると、早速上司に呼ばれました。
上司:「今な、A社から連絡があってな。わかるだろ?何で呼ばれたか」

私:「いや、いえ、あの・・はい。何でこんなことになってしまったんでしょうか。やっぱり私が悪いんですよね?」

上司:「そうだな。おおかたキツネにでも化かされたんだろうよっ!」

私:・・・

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年9月4日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【選曲した曲のメロディーと名曲という表現について】


この曲のメロディーや詞は大手検索サイトなどで「ミュージシャン名」「曲名」を入力すると試聴やダウンロード、歌詞サイト、動画サイトなどが複数表示されているものが多数あると思います。もちろんそれらは当サイトとは関係ない外部サイトなので、合法かどうかなども含め閲覧者様ご自身の責任においてご利用されるか否かのご判断をしていただくようお願い申し上げます。それから文章の正確さを期すために年次など一部データは公開情報を参考にしています(文の内容はオリジナルです)。

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。

ブログネタ
あの時代や場所、瞬間を紐とき、思い出す歌や音楽 に参加中!
1973年に発売された郷ひろみのシングル第5弾です。作詞は岩谷時子、作曲は筒美京平です。
当時は大ヒットして、歌謡大賞の放送音楽賞までもらった曲で、ご存知の方には細々とした説明は不要の曲だと思います。

私の主観ですが、郷ひろみは以前紹介したデビュー曲男の子女の子のB面「夢を追いかけて」同様、リズミカルでしかも哀愁たっぷりのエキゾチックな曲がすごく似合う歌手だと思っています。

当時は野口五郎、西城秀樹(故人)とともに「新御三家」といわれていたトップアイドルで、逆に音楽性云々という評価はあまりされていなかった印象がありますが、実は郷ひろみの声はよくるようで、めったにない声だと感じています。物まねのタレントによく真似されるのも、この知名度と両方を持っている数少ない歌手だからだと思います。

特に
「どうしたのついて来ないのかい~」(引用)
の入りの部分とサビ部分?の、
「青い海波間には薄紅のサンゴ礁~」(引用)
の部分はおぼえやすく、特に最初の部分は皆に口ずさまれるようなメロディーだった印象です。

私はこの曲を聴くと、アイドルソングというよりは個人的には「昭和歌謡」の名曲で、当時の映像が浮かび上がるような曲の一つと思っています。

前述とは矛盾しますが、分類上は一応昭和のアイドル・ポップスに分類しました。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

下記の文章は2012年2月3日に管理人ブログに掲載した創作文です。ずっと昔の思い出を語る話で、現実社会の人間を見た目で冒涜したり人間の価値の判断材料にするような話ではないことをご承知おきください。また内容は架空の創作でありますが、現在の社会規範や法律などを鑑み、一部分は改修済みです。

「顔の思い出・ヒロシ編」(ショートショート)

ヒロシは今や立派な企業戦士で大企業の課長職です。
でも学校時代は目立たない、さえない人たちの中の一人でした。
今となっては懐かしい時代ですが、ヒロシはその学校時代に忘れられない思い出があります。

それは・・・
顔の思い出です。

人間は動物です。
人間の顔は当然動物ですから、よく見ると何かしらの動物に似ていることが多いものです。
実はそんな体験が他人事でないことを自覚する出来事がヒロシ自身にもありました。

それは前述のように学校時代でした。

ある日の授業中でした。
ある教科の先生がヒロシを指名して答えさせました。
そのまま席に着こうとした、その時に、先生はいきなり、
「ヒロシ、お前は『カワウソ』みたいなやつだな」
と言ったのです。

「ひゃはははっ!」
クラス中けっこううけました。

「えっ?」
「・・・」

多分全体的な印象だと思いますが、
言われるまでは自分ではそんなに似ているとは思ってはいませんでしたが・・
でも言われてみると見た目の印象もあるのでしょうが・・、
制服もビシッと着ていなくて、あまり冴えない地味な感じで、さらにあまり清潔感もなく、なんとなくガチャガチャしていて

・・

当時はヒロシ自身も、
「なるほどっ、いいとこ突かれたな・・」
と感じました。

今は人気の『カワウソ』ですが、当時はこんなメジャーな生き物ではなく、ましてやペットの対象などとは程遠い動物だったようにおぼえています。

クラスの皆もそう感じたのか、それ以来しばらくは
「おいっ、カワウソっ!」「カワウソ君っ!」
などと呼ばれていました。

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

でもその後数十年皆とは会ったこともなく、お互いに顔さえ正確には思い出せないくらいの年月が経ってしまいました。
こうなると人間の記憶というものは不思議なもので、その人の「カワウソ」っぽい特徴だけが強烈に記憶に刻み込まれ徐々に初対面だった当時よりはるかに「カワウソ」に近い印象になっていくものです。

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そしてやはりヒロシの場合も進学や転居などもあり、時は流れました。
当然のことですが、ヒロシのことを「カワウソ」などと呼ぶ人はいなくなりました。

でも当時ヒロシを『カワウソ』に似ていると思っていた人たちは、何かのきっかけで偶然ヒロシのことを思い出す機会があったとすると・・・

「えっ?」
「ヒロシ?」
「ああ・・」
「あの・・」
と、下記のような映像が頭の中に浮かび上がるに違いありません・・

「首から下は普通の人間でスーツを着て、すましてるけど、顔は完全な『カワウソ』・・・?」

さて大体想像はつくと思いますが、ヒロシとは誰のことでしょうか??

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年8月26日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【選曲した曲のメロディーと名曲という表現について】


この曲のメロディーや詞は大手検索サイトなどで「ミュージシャン名」「曲名」を入力すると試聴やダウンロード、歌詞サイト、動画サイトなどが複数表示されているものが多数あると思います。もちろんそれらは当サイトとは関係ない外部サイトなので、合法かどうかなども含め閲覧者様ご自身の責任においてご利用されるか否かのご判断をしていただくようお願い申し上げます。それから文章の正確さを期すために年次など一部データは公開情報を参考にしています(文の内容はオリジナルです)。

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。

ブログネタ
時代を問わず、国内外を問わず、名曲さがし に参加中!
※記事内の画像と表題の曲は関係ありませんのでご承知おきください・・

「こおろぎ橋」に続く丹羽応樹(にわまさき)の第2弾です。
表題の「恋路海岸」もレコードジャケットにあるように同名ドラマの主題歌で、ドラマも曲の発売も1979年です。

実はこの曲もドラマも当時は知りませんでした。
中古レコード店で「こおろぎ橋」のレコードをさがしているうちに丹羽応樹の作品を複数買うようになり、そこで知りました。作詞はなかにし礼、作曲は丹羽応樹本人です。

なんともいえない物悲しいメロディーと情景が浮かび上がるようななかにし礼の詞がマッチした静かな哀愁たっぷりの曲だと思っています。この曲は前述の「こおろぎ橋」とセットで、よく例の荻窪のスナックのカラオケでも歌いました。

もちろん住んだことはありませんが、自分の両親がともに石川県の家系であり、頻繁に石川県(おもに金沢や内灘)を訪れている、ということで個人的な親しみがあるというのもあります。でも丹羽応樹の曲自体が、私の音楽の嗜好を満たしてくれるというのが一番大きな理由だと思います。

特にこの曲は作詞でなかにし礼が、汽車に関する詞をたくさん盛り込んでいて、旅情や郷愁を誘い、聴いているだけで感傷的な世界につり込んでくれるくれるというふうに思っています。

今は新幹線や新型車両がたくさん出てきて北陸の鉄道はどんどん発展してきていますが、平成になるころまでは、ニスの匂いが残る古びた旧型客車の普通列車や夜汽車が数多く走り、冬の暗い日本海の景色も相まって、旅情を掻き立てる印象でした。

特に題名になった恋路海岸は旧能登線(廃止)の「能登恋路」という有名な海水浴場や観光スポットの地でもあり、車窓だけしか見たことはありませんが、風光明媚な場所です。今でも「能登恋路駅跡」というスポットがあり、その駅名からカップルがたくさん訪れるような聖地になっているようです。
※詳しくはわかりませんが、おそらく曲名は「能登恋路」からでは?と思っています。

自分で歌う曲は石川県にこだわる丹羽応樹の郷土愛の詰まった素敵な曲だと思っています。
またこの曲は冬枯れや、雪の積もった農村の田園風景、夜の列車にもすごく似合い、カップ酒を片手に車内で聴いても絶品だと思っています。

メロディーなどはネットですぐ確認できるようなので、もしご覧になった方でご興味のある方はぜひ聴いてみられては、と思います。(恐縮ですが、自己責任でお願いします・・)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

さて、ここからはまた私が営業マン時代に、こんなこともあったかな~~??

09上野ゴリラ2
「吠えるゴリラ」(ショートショート)

私はしがない営業マン。

ある日私はいつものように休暇を利用して、また動物園に行きました。
今日はゴリラの織(おり)の前で観察していました。
猿とか類人猿は観察していると本当に面白く、長時間見ていても飽きません。

ん・・・?

そういえばゴリラを見ていると、類人猿だけあって誰かに似ているな?と感じました。

そして、
『そうだっ!課長に似てる!』
と口に出して言ってしまいました。

課長といえば、いつも私の成績をガミガミ言ういやな野郎です。
折角の休暇なのに仕事の事を思い出してしまいました。

ちょっと気分を害してしまいましたが、考え直して檻の前を立ち去ろうとした時です。

1頭のゴリラが、
「おい、ちょっと待てっ!」

と言いました。

『えっ?』
『また、しゃべった・・、人間の言葉を・・』

まあそれはいいとして・・(本当はあり得ないので、よくないけど・・)

『何?俺に用?』
と訊くと

ゴリラは、
「ちがうだろ~~!」
と言いました。

『何が?』
と訊くと、

「俺が課長に似ているんじゃなくて、課長が俺に似ているんだよ。よくおぼえとけっ!」
と言いました。
ゴリラにもゴリラなりのプライドがあるようです・・。

『大きな違いはないだろう?』
とも思いましたが、
『なるほど!わかった、そうだね』
と調子を合せておきました。

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして翌日はまた会社です。
仕事も無事に終わり、何人かで飲みに行くことになりました。
そのメンバーには、偶然私も”ゴリラ似の課長”もいました。

そして楽しい飲食のひと時が過ぎ、皆けっこう酔いがまわってきました。

すると”ゴリラ似の課長”が私に言いました。
「おいっ!、△△、お前は休日はどうしているんだ?えっ?」

私は、
『いえ、あまりこれといってやることもないんですけど、たまに出かけるんですよ』

「ほう~、どこに?」

『わりと動物園なんか好きですね。実は昨日も行ってきたんですよ!』

「へえ~っ」

『そういえば・・』
私も酔っていたので、ついつい本当に昨日のゴリラとの出来事を”ゴリラ似の課長”に言ってしまいました。

「何~~っ!」

『やばい、これはまずいことを言ってしまった。どうしよう~、殴られるかもしれない・・』
”ゴリラ似の課長”は言葉の通り、体格もがっちりで、おまけに短気ですぐ手が出るタイプでした。

”ゴリラ似の課長”はすくっと立ち上がりました。
そして眼鏡を取りました。
するとさらにゴリラに似ている状態になりました。
『やばいっ!メガトンパンチが飛んでくるかも・・』
と、私は心の中で思いました。

私は恐怖で体が硬直しました・・。

そして”ゴリラ似の課長”は私の方に近寄り、私の胸ぐらをつかみ・・
「お前、よく耳をかっぽじって聞けよっ!」

「俺がゴリラに似ているんじゃなくて、ゴリラが俺に似ているんだっ!、よくおぼえとけっ!」

『・・・・・』

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。写真も本人が撮影しています。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年8月25日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【選曲した曲のメロディーと名曲という表現について】

この曲のメロディーや詞は大手検索サイトなどで「ミュージシャン名」「曲名」を入力すると試聴やダウンロード、歌詞サイト、動画サイトなどが複数表示されているものが多数あると思います。もちろんそれらは当サイトとは関係ない外部サイトなので、合法かどうかなども含め閲覧者様ご自身の責任においてご利用されるか否かのご判断をしていただくようお願い申し上げます。それから文章の正確さを期すために年次など一部データは公開情報を参考にしています(文の内容はオリジナルです)。

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。

ブログネタ
時代を問わず、国内外を問わず、名曲さがし に参加中!
この曲は2001年に発売されたアルバム「Bon Appetit!」に収録されていましたが、「はみ出し刑事純情派」のエンディングソングになり、シングルカットされたようです。私はアルバムで知り、シングルは所有していません。

ちょうど「夜景」と同じ様な曲調で、竹内まりやの暗い哀愁系の曲では代表的な1曲です。
例の荻窪のスナックでもこの曲を狙い撃ちして歌うお客さんが結構いたのをおぼえています。

おぼえやすいタイプの典型的な哀愁系の曲の好みの人たちを魅了する曲だと思っています。
多分このタイプの曲が好きな人は、多くの方が知っていると思うので細かい説明などは端折りますが、曲だけでなく歌詞もせつない恋心を綴っていて、よくよく噛みしめると心をうたれるような1曲です。

竹内まりやはたまたま以前にツアー旅行で寄った観光地の出雲大社で、ちょうどガイドさんから案内があり、門前の老舗旅館が実家だと聞きました。

竹内まりやといえば慶応大学に在学していたインテリで明るい洋楽風の曲も多いのですが、その時にこのような哀愁をおびたメロディーの曲を作ったり、歌ったりする一面も理解できるような気持になったのをおぼえています。

とにかくこの曲は夜のスナックでも、ほんの一部の客層からは絶対的な支持を得ている曲だと思っています。逆になぜこの曲がそこまで国民的な支持を得るような曲にまで認知されないのかが、私は個人的に不思議に思っているくらいです。

もちろん好みは人それぞれ個人差があるからでしょうが、それくらいの名曲の部類だと思っています。

もし今までご存知ない方がいたら、一度聴いてみてください。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

さてここからは、2011年7月29日に管理人ブログに掲載した創作を掲載します。
ちなみに内容は地上波が終わり、すべての家庭で「地デジ」専用のテレビに買い替えた時期の話です。
※現在の社会情勢とは若干違っていますことをご承知おきください。

「地デジコールセンター」(ショートショート)

ここは地デジコールセンター。
7月24日にアナログ放送が終了した後の、困った方の相談窓口です。

私は電話のオペレーター、さきほどアナログ放送が終了したばかりですが、早速電話がたくさんかかってきました。

ちょっとした問い合わせも多いのですが、中にはそうとうなつわものもいます。

あっ、また電話が鳴りました。
「ルルルルルルルル」
(きたきた、簡単な話でありますように・・)

「はい、地デジコールセンターです」

「おれはな、大野松ってもんだ」

「大野松さんですか。何かお困りですか?」

「あたりめえだろ。お困りだから電話してきたんだよっ」
のっけからかなりの手ごたえです・・。

「何でお困りなんですか?」

「だからテレビでお困りなんだよっ」

「どんなふうにお困りですか?」

「こんなふうにだよっ」

「はあっ?」

「テレビが映らなくなったんだよ!」

「ああ、それでしたら専用のチューナーを買っていただいたら大丈夫ですよ」

「だからそれじゃだめなんだよっ」

「何でですか?」

「さっき俺はちょうどサスペンスを見ていたんだけどな・・」

「はあ・・、あっ、そうですね。途中で急に放映が止まってしまったんですね!」

「そうだよ。ちょうどな俺が大ファンの名探偵の「○た○○な○さちゃん」が関係者を集めて、『私にはわかっているんです。あの事件の犯人は・・』という場面でな、いきなり放送が止まっちゃったんだよっ」

「それはどうしようもないですね。犯人が誰かはもうあきらめてください。とりあえず、チューナーをつけてください」

「それじゃすまねえんだよっ」

「だって、そうするしかないんですよ」

「いやな、それであまり頭にきたんでテレビを叩き壊しちまったんだよ」

「えっ?、それは大変なことを・・。でも申し訳ありませんが、それはあなたの問題でそれをこちらに文句をいってくるのはちょっと・・勘弁してくれませんか?」

「いや、まだあるんだ・・」

「何ですか?」

「そしたらな、うちのかかあがちょうどさっきあんたが言っていた{チューナー}ってやつを買って帰ってきやがったんだ」

「ああ、それじゃ折角買ったのに、台無しだったんですね」

「そうだよ。そしたらかかあが怒り狂いやがってな」
{あんた、あたしが帰ってくるまで我慢しなって言っただろ?どこの耳で聞いてんだよ、このすっとこどっこいが!}
「って言って、そのチューナーで殴りかかってきやがったんだよ」

「それで俺も負けちゃいられないから、手元にあったほうきで応戦したんだよ」

「それで。どうなったんですか?」
大変不謹慎ですが、この人がどんな状況になっているのか段々イメージできてきた私は、その戦いの結末に少し興味がわいてきてしまったのです。

「最初はな、ほうきで受けてチューナーをはじき落として、俺が優勢になったんだよ」

「ほう・・」
これで戦いが終わってしまってはつまらない、もっと劇的でスリリングな話が聞きたかったので、私のテンションは少し下がりました。

「ところがな・・」
「はい、(ゴクッ)」(きたぞ、きたぞ)

「あいつは俺が思っているより全然強くてな」
(ヨシ、ヨシ、そうこなくっちゃ)

「おれのほうきをもぎ取って、おれを袋叩きにしやがったんだ」
(そうだ、そうだ、もっとやれ!)

「おれもな、またかかあにしがみついて反撃に出ようとしたんだよ」
(そうだ、おまえもここで負けたらつまらないから、もっとやれ!)

「ところがな、あいつはほうきがなくても俺より全然強くてな・・」
(なんだよ、結局一方的にやられてるんじゃねえか)

「押さえ込まれたんだけどな、そこで盛り返してまたしがみついたんだよ」
(なんだよ、しがみついてるばっかりじゃねえか)

「それでこんどは押し倒してやったんだ」
(へえっ、少しはやるじゃねえか・・、もっと攻撃しろよ)

「で、一発かましてやろうと手を出そうとしたらな」

「かかあが下からひざけりを出しやがってなっ」
「また押さえ込まれちゃったんだよ」

私はつい、
「ナンだよ。だめだな、お前は・・、それでノックアウトか?ああ?」
先ほどまでは心の中で話していたつもりだったのですが、あまりに話しに釣り込まれてしまい、つい口に出てしまいました。

「ああっ?何だって?お前、今なんて言った?」

「いやいや・・、こちらのことです。気にしないでください。それでどうなったんですか?」

「今もう完全にやられちまって、締め上げられているんだよ」
「ううううっ・・、苦しいっ・・・」
と言うと大野松は苦しそうにうめきだしました。

「いやあ、それは大変だ!大丈夫ですか?」

「いや、大丈夫じゃないから、許してくれ!っていったら」
{じゃあ、あんたが地デジコールセンターに電話して何とかしなよ。できたら許したげるよ}
「って言われたから、電話してきたんだよっ、なあ、たのむ助けてくれ~~」

「ええっ?そんなこといわれても・・」
どうやらこの親父はかかあに完敗の様子でした。しかもかなり緊迫した場面になっているようでしたが、こちらではどうしようもありません・・。

「頼む、たすけてえ・・・、ううううっ・・」

その時です。電話の向こうで
「それ!」という女性の声が聞こえると、ほぼ同時に
「ボキッ」
という何ともいえない鈍い音がひびきました。

「ぎゃああああああああーーーっ」
男の叫び声が聞こえました。

すると女性の声で
「そりゃあっ!」という声が聞こえて、
「バキボキボキボキボキ」
という音がひびきわたりました。

「ひゃああああああああああああああああーーーーーー」
そして先ほどにも増して、大きな叫び声がひびきわたりました。

そして電話が
「プッ・・、プーッ、プーッ、プーッ」
とそのまま切れてしまいました。

これは大変なことになったぞ。どうしよう・・。
そうだ救急車に電話しなくては、それとも警察がいいか・・
どうしようと考え込んでいたときです。

「ルルルルルルルル」
また電話がなりました。多分地デジの相談です。
少し迷いましたが仕事だから出なくてはなりません。

「はい、地デジコールセンターです。何かお困りですか?」

電話は女性からでした。
「当たり前でしょ?わたし大野松っていうの。ねえ、聞いてくれる?今、すごく困ってるのよ」

「え?・・・・・」と返事につまっていると、

女性は、
「テレビがこわれちゃったの・・・どうしよう」

私はこう返事をするのが精一杯でした・・・
「ほかにこわれたものはないんですか?」

・・・・・

上記の記事はサイト管理人日記「ぶらぶらうだううだ」(旧穴狙い千ちゃんの旅行記2)に2011年7月29日に掲載した記事を移設したものです。

※なお一部は現在のモラルや法律などに抵触しないように、また内容的に改修したほうがいいと判断した場合は当初の内容を一部修正しておりますのでご承知おきください。

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年8月21日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【選曲した曲のメロディーと名曲という表現について】

この曲のメロディーや詞は大手検索サイトなどで「ミュージシャン名」「曲名」を入力すると試聴やダウンロード、歌詞サイト、動画サイトなどが複数表示されているものが多数あると思います。もちろんそれらは当サイトとは関係ない外部サイトなので、合法かどうかなども含め閲覧者様ご自身の責任においてご利用されるか否かのご判断をしていただくようお願い申し上げます。それから文章の正確さを期すために年次など一部データは公開情報を参考にしています(文の内容はオリジナルです)。

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。

ブログネタ
時代を問わず、国内外を問わず、名曲さがし に参加中!
※記事内の画像と表題の曲は関係ありませんのでご承知おきください・・


この曲は2019年くらいの話だと思いますが、たまたま私がラジオの収録に立ち会った番組の収録で、私のご案内した歌手の方の前の収録のゲストが表題の真木ことみ(敬称略)で、その時にO.A曲として表題の「淡雪の人」という曲が流れました。聴いたとたんに私の好みのタイプの曲だと思い、すぐCDを買いました。

おぼえやすい哀愁たっぷりの物悲しいメロディーで、よくあるパターンの曲のようにも思えますが、実際聴いてみると、心に染みいるような快感を感じる曲です。残念ながら当時はまだコロナ前なので、歌謡曲の番組も少なく、あまり放送はされませんでしたが、とにかく一度は聴かれてみては?と思うような1曲です。

もちろん今も自分の好みの曲をMDにまとめて時々聴いて楽しんでいる中の1曲になっています。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

ということで、またまた営業マン時代の話ですが、本当にこんなことがあったかな~??
あるわけないかな~??、果たして・・

09上野スマトラトラ2

「檻(おり)の中のトラ」(ショートショート)

私はA社のしがない営業マンです。
はっきりいって成績もイマイチ、他のこともイマイチというようなよくいる典型的なタイプです。

ある日休みが取れたので、暇つぶしとガス抜きをかねて動物園に遊びに行きました。

園内を見物しながら歩いていると、トラのがあったので、そこで立ち止まりました。
そしてトラの動きをじっと見ていました。
するとトラはせまい檻の中で同じところを行ったり来たりを繰り返していました。
それはずっと続き、少なくとも私が見ている間は他の動きはしませんでした。
『何をしているんだろう?』

トラもじっと自分を見ている人がいたので、それに気付きました。
「なんだ、こいつは。さえねえ感じなのに、生意気に俺にガンつけやがってっ!ちょっと驚かしてやれっ!」
トラも心の中ではこんなふうに思っていました。

私は私で、トラの繰り返しの動きが不思議で、トラに聞いてみたくなりました。
そして、
『トラ君、何でそんなふうに同じところを行ったり来たりしてるんだ?』
と聞いてみました。

まさか人間の言葉がわかるはずもないだろう・・、と思いましたが、思わず言葉が出ていました。

するとなんと!、トラが答えました。
しかもちょうど脅かしてやろう、と思っていたので、トラも「渡りに舟」でした。
「俺はパトロールをしているんだよ。こんなせまい檻の中でも、ここは俺の縄張りだからね」

『えっ?しゃべった・・』
『わかるんだっ!』

それでさらにもう一個質問してみました。
『そうなんだ、ちなみにその縄張りに誰か入ってきたら、どうなるの?』

トラは、
「それは大変なことになるんだぞ~」
「ガオーッ、ガオーッと飛びかかって食べちゃうよっ!」
トラは怖い顔で、こちらに飛びかからんばかりに、吠えました。

おおっ、こわっ
でもそんな理由だったんだ・・

トラはトラで、
「ひゃはははっ、ビビった、ビビったっ!、本当にさえねえ奴だな」

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

数週間後・・・
ある日に私は駅前で仕事先と携帯電話をしていました。
相手とは直接会ったこともない人でしたが、以前からよく電話していた相手で、今日は相手との折り合いもつき始め、契約が決まりそうでした。

そんな時です。
すでに少し距離をおいて他の人も携帯電話をしていました。
どうも仕事の電話をしているようでした。彼も相手先との折り合いがつき始めたようで、契約が決まりそうな感じでした。

そして彼はこの間のトラのように、同じ場所を行ったり来たりしていました。

彼は商談がまとまりそうな興奮状態からか、電話の声も結構大きな声になってきました。
そして定期的にこちらに近付いてきて、でもまたすぐに離れて行きました。

近付いた時には結構うるさくて、だんだん腹が立ってきました。
また自然と私の声も大きくなりました。
私の商談も大事なところにさしかかっていました。

それでも彼ががこっちに来ると、声を大きくしてもうるさいので、私も彼から離れるほうに移動しはじめました。つまり彼と同じリズムで同じような方向に行ったり来たりしだしました

大の男が2人して大きな声で電話をしながら、ほぼ同じリズムで左に右に同じリズムで行ったり来たりしているような感じになりました。

何にも知らない人が見たら、かなり滑稽な風景です。

そして、その動きはしばらく続きましたが、ある時に彼が今までより少し私の方に近づく動きをしました。

・・領空侵犯です!
彼はついに私の領域にも大きく入ってきました。
「コノ~ッ、俺の縄張りを・・」

すると私は先日のトラの言葉を思い出しました。
あの時はトラにも完全にバカにされてる感じだったもんな~~
そうだ!今こそ根性のあるところを見せなくちゃ!
よしっ!
ここは一発!

私は腹が立ったのもあり、あの時のトラ君の話のように、彼に襲いかかりました。
「コノヤローッ、ガオーッ!」
まるで猛獣のような声を出しました。

彼はびっくりして、

エッ?どうしたんだ?何があったの?
という顔をしました。

すかさず私は彼に怒鳴り、そしてなぜか腕に噛みつきました。
「ガブッ、食べちゃうぞ~~っ!」

何だーっ?
「い、いてえっ!」
彼は腰を抜かしそうになりました。

そしてすぐ駅前の交番からお巡りさんもきました。
「何だこいつは?捕まえろ?」

結局私はその場で逮捕されてしまいました。

そして警察署の「留置所の檻(おり)」に入れられてしまいました。

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

私はなぜこんなことになったのか?
自分に問いながら、考えました。
そんなことを考えながら、狭い檻の中を行ったり来たりしていました。

すると看守のような見張りの警察官が聞いてきました。
「君は何で行ったり来たりしてるの?」

「・・・」
『これじゃ結局、動物園のトラ君と同じだな・・』

すると私を捕まえた別の警察官が来て言いました。
「いいこと教えてやろうか」

『な、何ですか?』

「あんたが噛みついた、あの人はな。あんたと商談中だったんだよ。怒ってたぞ~~」

『えっ?、まさか、本当に・・・』
『全然いいことじゃないだろうが・・、最悪だ・・』

「電話しながら気付かなかったのかい?声が重なっていただろうに・・」
「さえねえ奴だなっ!」

『・・・』

会社や仲間だけでなく、トラや、仕事先の人や、警察の人にもバカにされて、今回も彼はいつものようにまたまた大きなダメージを受けました・・。

その後のことはご想像通りです・・・

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

家に帰ると妻がポツリと言いました。
「あい変わらずね」
「でもあなたらしいわね・・」

『・・・』

家でも・・

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。写真も本人が撮影しています。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年8月20日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【選曲した曲のメロディーと名曲という表現について】

この曲のメロディーや詞は大手検索サイトなどで「ミュージシャン名」「曲名」を入力すると試聴やダウンロード、歌詞サイト、動画サイトなどが複数表示されているものが多数あると思います。もちろんそれらは当サイトとは関係ない外部サイトなので、合法かどうかなども含め閲覧者様ご自身の責任においてご利用されるか否かのご判断をしていただくようお願い申し上げます。それから文章の正確さを期すために年次など一部データは公開情報を参考にしています(文の内容はオリジナルです)。

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。

ブログネタ
時代を問わず、国内外を問わず、名曲さがし に参加中!
※記事内の画像と表題の曲は関係ありませんのでご承知おきください・・

表題の曲は「愛のきずな」(1970年のデビュー曲)に続く第2弾のシングルで1971年に発売されました。

「愛のきずな」はなぜかシングルレコードを2枚所有しています。
経緯は忘れましたが、中でも1枚はジャケットがポスターのようになっていて、ミニスカート姿で写っているアップ写真がセットになっています。今の時代のアイドルでもなかなかないような、ある意味「ドキッ」とするような迫力のある写真です。事務所やレコード会社の力の入れようがわかるような印象です。

私は個人的に彼女のようなさっぱりした感じの女性は好みなので、人格はわかりませんが、そんな写真の有無にはかかわらずけっこう好きな歌手の一人でした。
※子供のころの話ですが・・好みに年齢は関係ないので・・・

また歌唱力や柔らかい声の魅力というか、ある意味すべて満足できる歌手の一人です。

さて表題の曲はどこかで聴いたことがあるような気はしましたが、実際に意識して聴いたのは表題の「安倍律子全曲集」というCDを買った最近です。

なぜ急にベストCDを買ったのかというと、あるテレビの歌謡番組に彼女が安倍理律子と名前を少し変えて出演していて、その時に最近発売した「願い」という曲もいいと思ったので、Amazonで調べたらベストCDの存在も知り、どうせならということで2枚とも買ったからです。

また「願い」も含めて他の曲も紹介するつもりですが、まずは一番聴いてインパクトのあったこの「愛でくるんだ言い訳」を紹介しようと思いました。随時また紹介していくつもりです。

この曲はサビのところのメロディーが何とも物悲しく、しかも刺激的な旋律で、感情をくすぐるような快感をおぼえたからです。そしてそういう歌を淡々と歌う彼女の柔らかい声とよくマッチしていたからです。

曲調は典型的な昭和歌謡という感じですが、それにしてもよくできたメロディーと思いました。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

ということで今回もここからは、実際に体験したかは忘れましたが、昔の営業マン時代のちょっとほろ苦い?物語です・・。

かもめ2A

「カモメたちの唄」(ショートショート)

私は営業マンです。

おもに首都圏、特に東京都内などを外回りしています。

都心の比較的海に近いあたりでは、橋の上などでよくカモメたちを見かけます。

ある日私はいつものように営業中に大きな橋を渡りはじめました。
するとそこにもカモメたちがたくさんいました。
写真のようにちょうど橋の手すりのところに数羽並んでいました。

でも私が通りかかるのを見て、それぞれのカモメが色々言いだしました。
カモメA:「あれ、あいつ冴えない感じだな。きっとダメな営業マンだぞ」
カモメB:「いや、あれは見せかけで、本当は意外にできる奴かもしれねーぞ」
カモメC:「でもあいつ二日酔いなんじゃねえの?」
カモメD:「本当だ、顔も赤らんでいるし、フラフラ歩いてるぞ!」

私は彼らに近づくと・・
ウィーッ、」ヒックッ!
「君たち元気かね?カモメ君たち」
と半分酔っているので、話しかけました。

カモメA:「うっ、酒くせえっ!、まずい、友達だと思われるぞ」
カモメB:「そうだ、あんな奴と関わり合いになると大変だぞ」
カモメC:「相当酔っているな、昨日どれくらい飲んだんだ!」
カモメD:「それ逃げろっ」

かもめ2B

カモメたちは一斉に羽ばたいて、逃げました。

私は・・
「何だよ、こいつら、せっかくかまってやろうと思ったのに・・」
「つまんねえ奴らだなっ」
ウィーッ、ヒックッ!

私が行き過ぎると、カモメたちは元の橋の手すりに戻ってきました。

カモメA:「いやーっ、危なかった」
カモメB:「そうだ、酔っ払いにからまれるところだった」
カモメC:「でもあいつ、これから営業に行くんだろ?大丈夫かな?」
カモメD:「多分取引先の人も俺たちと同じように感じると思うよ」

しばらくして、
橋の反対側から私は戻ってきました・・。
まだ二日酔い状態で、フラフラしていました。

カモメA:「あ、あいつもう戻ってきたぞ!」
カモメB:「きっと、取り引き先で叩き出されたんだ」
カモメC:「俺たちに八つ当たりするかもしれねえぞ!」
カモメD:「そうだ気を付けなくちゃ・・」

案の定、私はカモメたちの言うとおり、取引先から叩き出されてしまったのです・・。
取り引き先のA社の社長はカンカンでした。
「なんだお前は、ロクに仕事も出来ねえくせに、二日酔いか。いいご身分だな・・。二度と来るなこの酔っ払い野郎っ!」

そして私はカモメたちの予想通り、彼らを見つけると、
「こらっ!まてこのカモメ野郎、お前たちのせいでA社の社長を怒らせちゃったじゃねえかっ!」
「どうしてくれるんだっ!」
とフラフラのまま小走りでカモメたちに突進してきました。
ウィーッ、」ヒックッ!

カモメたちは皆あわてて、羽ばたいて一旦逃げました。
そして私が通り過ぎると戻って、また橋の手すりに並んでとまりました。

私はカモメたちにも逃げられ、橋を渡り終えると、またフラフラな足取りで歩いて帰って行きました。
ウィーッ、」ヒックッ!・・・

カモメA:「フーッ・・ヤレヤレ・・」
カモメB:「おいC、どう思う?」
カモメC:「ありゃあ、ダメだ。付ける薬がねえな・・・」
カモメD:「家でも奥さんは大変だぞ・・・」

橋を渡り切って大通りを歩き出した私は・・
「あ~あ、昨日は飲みすぎたな~」
昨晩は荻窪のスナックで飲みすぎてママに叩き出され、さっきはA社の社長に叩き出され、ついにはカモメたちにも見切られてしまった・・。
ウィーッ、」ヒックッ!・・・
ウップ・・
     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして夜・・
私は帰宅しました。

妻は・・
「あんたッ!!」
「今日いつもの先生に調合してもらって薬を出してもらったんだけど、飲む?」

えっ?
何の薬?

先生が言うにはね、
「本当は付ける薬はないんだけどね・・、うーん・・」
ということだったんだけど・・
「それなら『二日酔いに飲ます薬』と『バカに付ける薬』と『アホに付ける薬』を無理やりに調合しておいたからね・・」
だって・・

本当かよっ?
何だよ、そんな薬あんのかよっ!

「それとも、この『離婚届』に判を押す?」
「どっちがいいの?さっさと答えなさいよっ💢」

・・・・・

ここでも彼は一番大事な人に見切られてしまいました。

『あーあ・・、明日も飲まないとやってられないな~~』

それがいけないのに気が付かない『ダメ男』の物語でした・・

カモメたちのいうとおり、本当に付ける薬はなさそうです・・

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。写真も本人が撮影しています。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年8月18日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【選曲した曲のメロディーと名曲という表現について】

この曲のメロディーや詞は大手検索サイトなどで「ミュージシャン名」「曲名」を入力すると試聴やダウンロード、歌詞サイト、動画サイトなどが複数表示されているものが多数あると思います。もちろんそれらは当サイトとは関係ない外部サイトなので、合法かどうかなども含め閲覧者様ご自身の責任においてご利用されるか否かのご判断をしていただくようお願い申し上げます。それから文章の正確さを期すために年次など一部データは公開情報を参考にしています(文の内容はオリジナルです)。

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。

ブログネタ
あの時代や場所、瞬間を紐とき、思い出す歌や音楽 に参加中!
※記事内の画像と表題の曲は関係ありませんのでご承知おきください・・

この曲は1985年末に公開された映画「雪の断章」の主題歌で、同じ1985年に発売されました。
前回の「リアウィンドウのパームツリー」に登場した友人と卒業(・・出来ればの状態でしたが・・)旅行と銘打って、能登半島や北陸に旅行に行った時と重なる時期でした。

当時は曲はかなりヒットしたので、発売時からレコードを持っていて、列車などで聴くカセットにも収録して、車窓を観ながら聴いて楽しんでいた曲の一つです。

ちょうど冬の北陸や能登半島ということで、その旅行とこの曲の内容が一部一致していて、この曲を聴くと当時の能登半島の物悲しい冬の農村の風景が浮かび上がってきます。まだ国鉄時代で金沢から気道車の急行「能登路号」で輪島に行き1泊して、千枚田などを見物、バスで禄剛崎の近くまで行きました。そこからはほとんど人のいないような冬の海岸線を2人で歩き禄剛崎に着きました。そこですでに夕暮れで、宿をさがして1軒だけあったユースホステルに頼み込んで泊めてもらったのをおぼえています。翌日は朝に珠洲を出る急行「能登路号」で4時間くらいかけて金沢に戻りました。

私は両親が石川県でしたが、能登は親戚が海鮮料理などを出すドライブインを経営しているのにもかかわらず、その時が初めての能登見物でした。

でも何よりも金沢では絶対味わえないような冬の雪の少し積もった冬枯れの農村風景が広がり、この曲のメロディーや詞と本当にマッチしていたと感じました。

今でもこの曲を聴くと当時の風景が浮かんでくるくらいです。

もちろん歌詞やメロディー全体が気に入りましたが、特に最初の入りの
「屋根に哀しみ乗せた列車の デッキに立ってあなたVサイン~」(引用)

というところがすごく印象に残っています。

作ったのは、作詞は松本隆、作曲は筒美京平とゴールデン歌謡曲コンビでした。

これはヒット曲ではありますが、ここで取り上げたいと思う1曲です。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

ということで、またまた曲とはほぼ関係ありませんが、ショートショートを1話ほど・・

09上野ハシビロコウ2

「迷子のハシビロコウ」(ショートショート)

ここはある動物園
ある日、警察から
「あそこの橋のところにハシビロコウという鳥がいて、誰が飼い主かわからないので、わかるまで預かってくれないか?」
と依頼がありました。
「いいですよ」

そしてほどなくハシビロコウが動物園に到着しました。
飼育員は、ハシビロコウに聞きました。
「君はどこからきたのかな?」
ハシビロコウ:「・・・」

「君の名前は?」
ハシビロコウ:「・・・」

「君のご主人さまは迎えに来るかな?」
ハシビロコウ:「・・・」

「僕はもちろん動物が言葉がわからないのは知っているけど、何か反応してよね!」
ハシビロコウ:「・・・」

「君の元いたのは動物園かな?」
ハシビロコウ:「・・・」

「君はお腹は減ってないの?」
ハシビロコウ:「減ってるよ」

「えっ?、しゃべった!」
「人間の言葉がわかるんだ、しかも日本語を・・」

ためしに餌をあげてみたら

バクッ! ムシャムシャッ!
と食べました。

翌日もまた同じように質問をたくさんしましたが、ハシビロコウはずっと無言でした・・

でも同じように最後に、
「君はお腹は減ってないの?」
と聞くと、
ハシビロコウは「減ってるよ」と答えました。

そして餌をあげてみたら、やはり・・

バクッ! ムシャムシャッ!
と食べました。
       :
そんな毎日が続きました。

そしてついにハシビロコウはこの動物園で飼われることになってしまいました。

ハシビロコウは心の中で言いました。
『沈黙は金なり・・』

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。写真も本人が撮影しています。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年8月11日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【選曲した曲のメロディーと名曲という表現について】

この曲のメロディーや詞は大手検索サイトなどで「ミュージシャン名」「曲名」を入力すると試聴やダウンロード、歌詞サイト、動画サイトなどが複数表示されているものが多数あると思います。もちろんそれらは当サイトとは関係ない外部サイトなので、合法かどうかなども含め閲覧者様ご自身の責任においてご利用されるか否かのご判断をしていただくようお願い申し上げます。それから文章の正確さを期すために年次など一部データは公開情報を参考にしています(文の内容はオリジナルです)。

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。

ブログネタ
あの時代や場所、瞬間を紐とき、思い出す歌や音楽 に参加中!
この曲は発売時期は正確には知りませんが、1986年の初頭だと思います。
TBS系列のドラマ「親にはナイショで・・・」の挿入歌として番組中に流れた静かな曲です。

ちょうど大学4年の時で、私は卒業できるか微妙な約40単位(うち必修科目も複数・・)という極めてきびしい情勢の中で、友人の下宿に入り浸って勉強するフリをしていいたころにやっていた番組です。結局なんとか卒業はできたのですが、就職面談でも相手の人事の人からことごとく、「どうでもいいけどあんた卒業できるの?」と何回も言われました。

この番組の前に「セーラー服通り」というドラマをやっていて、そのドラマはかなり視聴率も高く、主題歌はあの渡辺美里の有名な大ヒット曲「My Revolution」だったとおぼえています。

友人は以前の「踊り子」(村下孝蔵)の時に記載した、感性と勘のすぐれた奴で、実は毎週欠かさずこの2番組を観ていて、一緒に部屋にいた私も当然観ることになりました。当時はさすがにもう牛丼屋の夜~深夜のバイトはやっていなかったので時間的には余裕はありました。

さてこのドラマの細かい内容はほとんど忘れましたが、主演が安田成美でした。そして一番印象に残っているのは、今は役者として大活躍している尾美としのりです。色々な事情はすでにおぼえていませんが、とにかく「オタク」の役を熱演していたのが印象的でした。

そして表題の曲「リアウィンドウのパームツリー」が結構頻繁に流れていたのをおぼえています。他に主題歌があったようですが、このドラマ、ひいてはあの時の情景はこの曲を聴くと鮮やかに映像が浮かび上がるくらいです。

歌っていた彩恵津子の柔らかい声もこの曲にぴったりでした。
本来暗い哀愁系の音楽が好みの私もこの曲には一目おいていました。

特に最初の入りの、
「皮のジャケット着こんで とりとめない話にピリオド~」(引用)
という部分と、

途中の、
「好きだけれど 愛してない~」(引用)

という部分は印象に残っています。

この曲は作詞が彩恵津子本人で、作曲は古本鉄也という他の方のようです。

彩恵津子はどちらかというと、この前年のNHKの朝ドラの「澪つくし」の曲の方が有名みたいです。このドラマは超有名なので細かい説明の必要はありませんが、今は「科捜研の女」でならしている女優の沢口靖子の事実上のデビュー作でもあり、出世作でもあります。かなり後に銚子に旅行に行った時も地元の銚子電鉄では、そのころも「澪つくし号」というトロッコ車両を連結して運転していたくらいです。

反対に表題の「リアウィンドウのパームツリー」はあまり大ヒットはしなかったようですが、個人的には哀愁系以外ではかなり好きな曲のひとつです。

一度聴いてみてください。気に入る方も多分たくさんいると思います。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

ということで、曲とはあまりというか、ほぼ完全に関係ありませんが、こんなことを妄想して、その内容を綴ります・・

「オットセイとカンガルー」(ショートショート)

テレビ番組ではよく以前の「北の鷲たち」のように動物の生態などを放映しています。

ある晩も私は夜、何気なくこのような番組を観ていました。
それは「オットセイの生態」の番組でした。

群れで海辺でのったりしているオットセイたち。
しかしそこには種の存続のためにし烈な生存競争が繰り広げられています・・

オットセイは一夫多妻制で、力のあるほんの一部のオスがたくさんのメスを連れてハーレムを形成するそうです。他の多くのオスはあぶれて、いじけたように隅っこでコソコソ暮らす・・

種の存続のためには、優秀なオスの遺伝子が多くのメスによって継承される、
乱暴ではありますが、一理ある、たしかそんな内容でした。

他にもいろいろな生態が紹介されましたが、その部分が特に強烈に印象に残りました。

そんな内容を見て「なるほど!」

納得して眠りにつきました。

そして一晩たっぷり寝て、朝起きると・・
というより、目覚ましが「ジリリリリリ」と鳴ったので止めようと思い、時計に手を伸ばそうとしました。
しかし・・

「アレ?」

手が伸びない・・

慌てて自分の手を見てみると、手であるはずのところには小さなヒレのような物がついていました。

そうです。私はオットセイになってしまっていたのです。

もしかしたらアシカでは?とも思いました。
オットセイとアシカは似ています。私は違いがよくわかりません。

でもなぜか、私はアシカではなくオットセイであると自分で確信しました。

昨日テレビを見ていたからでしょうか?

いずれにしても、そんなバカなことが・・・

でも現実に私はオットセイになっていました。

いそいでベッドからおりて、階段を這うように降りて、ダイニングに向かいました。
すると部屋に入る前に妻の声がしました。

「あら、あなた、起きたの?」

ダイニングに入ると、そこには一頭のオットセイがいました。

妻もオットセイになっていました。

何ということでしょうか?

いくらテレビの強烈な印象があったにしても、一晩にして皆オットセイになってしまうとは?

我が目を疑いました。

でもできるだけ平静を装い、

「ああ、今起きたんだよ」

「見てのとおりだから、ご飯はないわよ」

妻も自分がオットセイになっていることを自覚しているようでした。
変わり身の早い奴だ・・

「ああ、わかったよ」

「それからね、これ書いておいたから。あなたも書いてね」

見るとそれはなんと離婚届でした。
あとは私の署名、捺印の部分だけでした。

「何で?いきなり・・」

「外に出ればわかるわよ」

妻は多くを語りませんでした。

何でこんなことに・・・

そうだ会社に行かなくては・・
あわててヒレで扉を開けて、玄関から外に出ました。

「え?」

私はさらに大きく驚愕しました。

そこには海岸線が広がっていました。

そして海岸には大量のオットセイたちが打ち上げられたように群れていました。

昨日テレビで見た光景そのままです。

とにかくどこかに行かなくては・・

ヒレを使って少し前に進むと、

いきなり

「グワーッ、ガガガーッ」

大きな叫び声を上げて巨大なオットセイが襲い掛かってきました。

ドスン!

「ヒャーッ」

さらにもう一撃
ガツン!

「ギャーッ」

私は大きく吹っ飛ばされました。
体に痛みが走りました。

それでも相手は攻撃の手をまったく緩めません。

また襲い掛かってきました。

そして今度は噛み付いてきました。

ガブッ!

痛いっ

なんとかのど笛に噛み付かれるのは防ぐことができましたが肩のところに噛み付かれました。

ヒーッ

と、よく見ると。このオットセイは?

そうだ、うちの会社のいつも私をこき使っている、あの課長にそっくりでした。
なんで課長に似ているかというと、姿はオットセイですが課長がいつも使っているメガネだけはかけていました。

「手がないのにどうやってメガネをかけたんだろう?」

そんな流暢なことを考えているヒマはありません。
とにかくこの状態を回避しなくては・・

痛みをこらえながら
「か・課長、な・なんで、こんなことするんですか~~」

課長は噛み付きながら
「グワーッ、お前の嫁さんは俺がもらうぞ~~っ!」
と叫びました。

「課長、そんな無茶言わないでください。課長にはあんなきれいな奥さんがいるじゃないですか~~」

「あれも俺の嫁さん、お前の嫁さんも俺の嫁さんだ~~」

「え、え~~?」

そうだ昨日の番組の通りだ。
これはとんでもないことになった、どうしよう・・

オットセイとなった今はすでに強い男がすべての女性と結ばれる、中身まで変わってしまったのでした。

「わかりました。わかりました。考えますから、離してください」

課長のオットセイはやっと私を解放しました。

「グワーッ、離婚届、判押しとけよ~~っ!」

そういうと課長は一旦他のところへ行ってしまいました。

しかししばらくすると、向こうの方で
「グワーッ、お前の嫁さんは俺がもらうぞ~~っ!」
と大きな叫び声が聞こえました。
そしてやはり「ギャーッ、痛いッ!」
と悲鳴が聞こえました。

よく聞くとあの声は後輩のHの声でした。

他でもやってやがる、なんて奴だ。

これは大変なことになった。
毎日こんな事が続いたら身がもちません。

思案に暮れていると。

すぐ近くから

「グワオーッ、これでも食らえ~~っ!」

叫び声とともにまた別の大きなオットセイが襲い掛かってきました。

「ヒャーッ」

見るとこんどは後輩のYでした。
やはり見た目はオットセイですが、あの生意気な平ったい目は紛れもなくあいつの目です。

人間だった頃からいけ好かない奴でした。彼はいつも人の手柄を横取りするようなやつでした。

そしてオットセイになったらさらにエスカレートしているようでした。
こいつにだけは嫁を取られたくない・・

そう思い戦おうと思いましたが、相手は巨体でしかも悪い性格と勝てる要素はあまりありません。

とっさに思い切り逃げ出しました。

「グワーッ、グワーッ、グワーッ、待てえ~~っ!」

誰が待つか・・。
後から叫び声が追いかけてきましたが、なんとか振り切りました。

そんなこんなで家に帰ると疲れ果てていました。

妻は
「早く書いてね。弱い男は興味がないの」
妻は完全にオットセイに浸りきっているようでした。

☆☆☆☆☆

私はしょぼくれてテレビをつけました。
するとなぜかまた動物の生態の番組をやっていました。

こんないつもやっていたっけ・・

と思いましたが、なんとなく見入っていました。

今日の主役はカンガルーでした。
カンガルーのオスは乾燥した砂漠地帯を結婚相手をさがして毎日ひた走ります。
そしてメスを見つけると、求婚します。

でもそんな簡単にはいきません。
やはりライバルのオスがたくさんいて当然争いになります。

よくテレビなどで見かけますが、カンガルーは手足が強く、ボクシングのようなけんかをします。
これはメスをめぐってオス同士がけんかをするときの話のようです。

負けたカンガルーはさらに相手を求めて走りつけます。
乾燥、高温と厳しい中なのでやがて力尽き、死んでしまうカンガルーのオスも多いようです。
砂漠の中にオスの骨が残されている映像が映し出されました。

「どの動物も大変なんだな」

今の状態もすでに大変ですが、カンガルーにはもっとなりたくないと、思いました。

そしていつの間にか寝てしまい、朝が来ました。

「え、え~~?」

そうです。
恐れていたことがおきてしまったのです。

今度は私はカンガルーになってしまったのです。
なんてことでしょう。

もうこれから起きることが大体想像がつきました。

ダイニングに行くと
妻は離婚届をピラピラさせて
「早く書いてよ!」

事態はさらに悪化していました。

「もうほかの動物になるまでは走り続けるしかないな、どうせ外は砂漠なんだろ?」


そして玄関のドアを開けた瞬間です。

バキッ!

「ぎゃああああああっ」

メガネをかけた巨大カンガルーがいきなり強力なパンチを出してきて、それがもろに私の顔面にヒットしました。

そして課長カンガルーは言いました。
「おめえは人間だろうが、オットセイだろうが、カンガルーだろうが逃がさねえぞ、覚えとけっ!」

☆☆☆☆☆
上記の記事はサイト管理人日記「ぶらぶらうだううだ」(旧穴狙い千ちゃんの旅行記2)に2012年2月23日に掲載した記事を移設したものです。

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年8月10日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)

※なお一部は現在のモラルや法律などに抵触しないように、また内容的に改修したほうがいいと判断した場合は当初の内容を一部修正しておりますのでご承知おきください。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【選曲した曲のメロディーと名曲という表現について】

この曲のメロディーや詞は大手検索サイトなどで「ミュージシャン名」「曲名」を入力すると試聴やダウンロード、歌詞サイト、動画サイトなどが複数表示されているものが多数あると思います。もちろんそれらは当サイトとは関係ない外部サイトなので、合法かどうかなども含め閲覧者様ご自身の責任においてご利用されるか否かのご判断をしていただくようお願い申し上げます。それから文章の正確さを期すために年次など一部データは公開情報を参考にしています(文の内容はオリジナルです)。

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。

ブログネタ
時代を問わず、国内外を問わず、名曲さがし に参加中!
「泣かないで」は1983年に発売されたシングルのB面曲(現在のC/W)です。
この曲はこの曲が入っているシングルレコードのA面「蒼いパリッシュ」を持っている人ならたいていご存知だと思います。

表題の「泣かないで」の作詞は阿久悠、作曲は馬飼野康二です。
ちなみにA面の「蒼いパリッシュ」は1980年の大ヒット曲「私はピアノ」に続くサザンオールスターズの桑田圭祐の作った曲で、そこそこヒットしました。

ただ若いころ、特に大学時代に個人的にファンだった私にとっては高田みづえの曲はA面もB面もなく、地味目な哀愁のメロディー好きな私にとっては、どちらかというとB面曲のほうが好みでした。もちろんレコード会社も歌手ご本人も売らなければいけないので、やはり派手な曲や、色々な人から愛されそうな曲、口ずさみやすい曲、話題性のある曲などがA面になることが多く、B面曲というのはテレビなどで披露される機会も少なく、レコードを持っている人の他にはライブやコンサートなどに行かない人はなかなか聴く機会もありません。

この曲も高田みづえらしい、リズミカルだけど暗めの哀愁たっぷりの物悲しいメロディーの曲と詞です。メチャクチャ暗い表現になりますが、夜の車中、ひとり暮らしの冬の夜や少し古めの居酒屋などで一杯やりながら、しみじみ聴くと相当にこの曲の雰囲気が味わえると思います。

特に
「~男のパジャマの 腕をまくりあげて はしゃいでいるのは もしか悲しみのきざしか 泣かないで 泣かないで」(引用)
というサビ?のところのメロディーと詞は印象に残っています。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

上記の話とは直接関係ありません、というよりまったく関係ありませんが・・、皆さんもこんな風に思ったことはありませんか??

コバンザメ(ショートショート)

どうでもいいような話ですが・・

最近テレビなどで以前はあまり見れなかったような大きなサメなどが紹介されるのをよく見ます。

そこでひじょうに不思議に思っていることがあります。

それは飼われているサメにはことごとくコバンザメが付着していることです。

私は「さかなくん」のように有識者ではないのですが、コバンザメは文字通り、サメなどに付着して栄養や安全を得るという種類の魚みたいです。(本当かな・・?)

これを文字って人間の世界でいうとこれ以上ないような悪口になってしまう傾向がありますが、きわめて効率のいい生き方をしている生物であるともいえます。

でも海洋などならいざ知らず、水族館にいるサメになぜコバンザメがついているの?
とどうしても不思議になります。

わざわざコバンザメも捕まえてきて、装着しているのでしょうか?

「ほら、ちゃんとコバンザメは獲ったか?・・・」
「だめじゃないかっ!ちゃんとコバンザメも獲らなきゃ・・、ちゃんとやれよっ!」

とか言いながら捕まえてるのでしょうか?

☆☆☆☆☆

そもそももっと不思議なことがあります。

自然の海洋のコバンザメはどんなタイミングで付着するのでしょうか?

ジンベイザメみたいにおとなしくて肉食でないものは別にして、大きくて獰猛な人食いざめにどのように近付き、どんなタイミングでくっつくのか?

サメの生態よりその秘密のテクニックのほうがはるかに興味をそそります。

獰猛なサメ「何なんだ、こいつは。いつの間にひっつきやがって。手がないからはずせないよ~~」
コバンザメ「思い知ったか、俺は一生お前から離れてやらないぞ~~、ヒッヒッヒッ」

そういえば人間社会のコバンザメ野郎も気が付くといつの間にか付着しているのを見かけます。

やはりコバンザメは魚も人も最上のテクニシャンです。

☆☆☆☆☆

ほら今日もあの恐怖の上司が私に向かってきます。

「こらあ、なんだ!この成績は?」と言いながら・・。

ふと見ると、背中にはしっかりあのコバンザメ野郎がひっついていて、
そこからこちらを睨みながら、ニヤリと薄笑いをうかべ、小さな声で、
「コラ・・、ナンダコノセイセキハ・・」

うーん、やられた・・・

☆☆☆☆☆

上記の記事はサイト管理人日記「ぶらぶらうだううだ」(旧穴狙い千ちゃんの旅行記2)に2011年12月31日に掲載した記事を移設したものです。

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年8月8日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)

※なお一部は現在のモラルや法律などに抵触しないように、また内容的に改修したほうがいいと判断した場合は当初の内容を一部修正しておりますのでご承知おきください。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【選曲した曲のメロディーと名曲という表現について】

この曲のメロディーや詞は大手検索サイトなどで「ミュージシャン名」「曲名」を入力すると試聴やダウンロード、歌詞サイト、動画サイトなどが複数表示されているものが多数あると思います。もちろんそれらは当サイトとは関係ない外部サイトなので、合法かどうかなども含め閲覧者様ご自身の責任においてご利用されるか否かのご判断をしていただくようお願い申し上げます。それから文章の正確さを期すために年次など一部データは公開情報を参考にしています(文の内容はオリジナルです)。

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。

ブログネタ
時代を問わず、国内外を問わず、名曲さがし に参加中!
1977年に発売されたアルバム「あ・り・が・と・う」の中の1曲です。
あたりまえですが、「知っている人は知っている名曲」だと思っています。

私が中学2年以降、当時カセットに音楽を録音して聴くことが流行り始めました。
最初はモノラルだったのが、段々ステレオ化されてきて、ステレオラジカセというのが主流になってきました。それにともないレコードと同時にミュージックテープという「出来あいのカセット」が売られるようになりました。

その時に最初に買ったのが、中島みゆきとアリスのものでした。当時の中島みゆきのカセットは「あざみ嬢のララバイ」「時代」「店の名はライフ」などが入ったベスト盤だったようにおぼえています。(今はどこにやったか・・・)

その中にもこの曲は入っていたかもしれません。でもまだ高校に入学したばかりの頃で、このような曲の味がわからなかったのかもしれません。当時は正直あまり印象には残りませんでした。

実際に表題のLPレコードを買ったのは、すでにサラリーマンになったころの1990年代後半だったと思います。

このアルバムには「ホームにて」「店の名はライフ」「まつりばやし」「朝焼け」などが収録されていていわゆる「名盤のアルバム」と言われていると感じています。その中では比較的地味に感じますが、聴けば聴くほど味が出るタイプの曲だと思っています。

歌詞はかなりエグイ恋愛としては悲惨な詞です。
でもストレートにそのまま歌詞を読むと、歌の中の主人公?の女性は間奏のように鈴を鳴らしながら、「遍路」の旅に出ているという内容に思えます。

多分「人生という旅」なのかもしれない・・、感じました。

私が個人的に好きな哀愁のメロディーでもなく、表題にバラードと記載しましたが、必ずしもそうは感じない印象を受ける曲です。でも松本清張の小説のような人生の「あや」を感じる、不思議な魅力がある詞とその歌詞にぴったりの曲と思っています。

音楽を楽しむ以外にも、大袈裟ですが自分の人生を考えるいい機会を与えてくれるような、名曲と名分だと思っています。

そして居酒屋で一人飲みだけでなく、部屋で一人(とは限りませんが・・)飲みのときにも、いい酒の肴になってくれる曲だと思います。

ちなみに私は何度この曲を聴いても、飽きとかとは無縁のような気がします。その時の状況や時勢によって色々感じることがある曲だと思っています。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

そして、この曲とは直接関係はありませんが、人生、いや人ではありませんが、ドラマティックに「本能」のままに必死に生きている動物たちのドラマの「一幕」です。

「北の海の鷲(わし)たちのドラマ」(ショートショート)

鷲(わし)は、鳥の王様と言われています。
貫禄と威厳のある立派な姿に加え、飛ぶスピードも早く、くちばしは鋭く、さらに最大の武器である爪は人間などでもとても太刀打ちできないのではと思うほどです。

今回はワシの強力な武器で獲物を仕留めるハンターぶりよりも、その時のワシたちの仲間同士の微妙なやり取りに注目してみました。

さて、ドラマの始まりです。
ここは北の海、ワシたちは皆で流氷の上にいました。

すると急に一羽が動きました。

海の魚に狙いをつけたようです。

一回空高く飛び上がると、急降下して海面に突っ込んでいきました。

と、一発でそこそこの大きさの魚を爪でしっかり捕まえました。

さすがです!

このワシを「捕まえたワシ」と名付けましょう。

「捕まえたワシ」はさっそうと他のワシたちが休む流氷の上にもどっていきました。

しかしそこから急に異変がはじまりました。

「捕まえたワシ」は急にとなりの流氷に乗り移ったのです。

すると元の流氷にいたワシたちが動き始めました。

最初に動いたのは、まるで有名アニメのあの「ジャ○○ン」のような大柄で意地悪そうなワシです。

ジャ○○ンワシ「ご苦労、ご苦労ワシのために」

捕まえたワシ「何をいうか。これはワシのもんだ。お前なんかにやるかいっ」

ジャ○○ンワシ「何を、ワシをだれだと思ってるんだ、それなら力づくで取ってやるまでさ」

というとジャ○○ンワシは捕まえたワシに飛び掛りました。

「ひぇー!」

まともに戦ったら勝てるわけはありません。
捕まえたワシは振り切ろうとして逃げました。

「逃がすか!」

ジャ○○ンワシは飛んで逃げようとする捕まえたワシに今度は空中で飛び掛ろうとしました。

壮絶な空中戦です。

「ギャーっ」

捕まえたワシは捕まえた魚を放してしまいました。

流氷の上に魚が一匹・・

すると今度は近くにいた、なぜか『大阪弁のワシ』が近付いてきました。

「よっしゃ!ワシのもんや!」

大阪弁のワシが魚を押えようとしたときです。

ジャ○○ンワシ「それはワシのだ」
大阪弁のワシ「いやワシんじゃ」

今度は2羽で取り合いになりました。
「わりゃぁ、よこさんかい、ボケっ!」
つばぜり合いです。

すると他の休んでいたワシたちも参戦してきました。

ワシだ!」

ワシのだ!」

最初の捕まえたワシもまた戻ってきて参戦です。

ワシのが・・、返してくれーっ」

もう5~6羽がたかって格闘状態です。

ガツっ、バシッ、ガツッ、バシッ

なんとワシはあの立派な体と武器を持ちながら、他のワシの取ってきた獲物を横取りするという習性があるみたいでした。

だから流氷の上で誰かが獲物を捕まえるのをじっと待っていたのでした。

なんとセコイ・・

そしてあの立派な武器や能力は横取りする時に戦う時に全開になるようでした。

あの鳥の王者のワシが・・、横取り攻撃・・

激しい戦いはまだ続いていました。
そのうち皆空中戦になりましたが、また流氷の上に降りてきて壮絶な戦いが始まりました。

ガツっ、バシッ、ガツッ、バシッ

ワシじゃ!」

ワシのを・・」

ワシんだ!」

ワシや!
もうどれが捕まえたワシか判別できないくらいになりました。

そのうち取り合っているうちに魚がぽんと大きく跳ねて上にあがりました。

そして皆が戦っているところの真ん中に、ポンと落ちました。

魚は皆の取り合いに巻き込まれてもうズタズタになっています。
皮はボロボロ、原型がわからないくらいに傷がついています。
最初はスマートでかっこいい魚に見えましたが、今はその影もありません。

そして魚はいいました。

「じぶんら、ええ加減にせえや!」

☆☆☆☆☆

上記の記事はサイト管理人日記「ぶらぶらうだううだ」(旧穴狙い千ちゃんの旅行記2)に2012年3月2日に掲載した記事を移設したものです。

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年8月5日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)

※なお一部は現在のモラルや法律などに抵触しないように、また内容的に改修したほうがいいと判断した場合は当初の内容を一部修正しておりますのでご承知おきください。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【選曲した曲のメロディーと名曲という表現について】

もしご年齢や他の理由でメロディーや歌詞をご存知ない方がいらっしゃったら、今は大手検索サイトに「歌手名・曲名」を入力して検索すれば、2022年7月現在の現状では、すぐメロディーがわかる試聴サイトや動画の公式サイトなどが複数表示されるようです。それらのサイトは他サイトなので詳細は当方では認識がなく、それらをご利用されるかどうかは閲覧された方ご自身の責任になりますが、容易にメロディーを確認できる設備があるようです。
(当サイトでは著作権の問題等の法令遵守のために写真やリンク等は貼っておりません)

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。

ブログネタ
時代を問わず、国内外を問わず、名曲さがし に参加中!
この曲は久しぶりに洋楽で、しかもラテン系ロックで、さらにインストゥルメンタルです。
でもこの曲は、典型的なラテン系の、標準的とも思えるような印象のわかりやすく、しかも心に染みいるような哀愁たっぷりのメロディーです。

サンタナはメキシコ人でロックの名ギタリストであるカルロス・サンタナが率いるラテン系のロックグループです。

そして「サンタナ」といえば、世界的に大ヒットした、これもインストゥルメンタルの「哀愁のヨーロッパ」が知られていて、他にも「ブラック・マジック・ウーマン」や「シーズ・ノット・ゼア」なども有名なはずです。また当初このバンドに参加していたニール・ショーンなどが別に「ジャーニー」というバンドを結成しました。実は大学1年の時にこのジャーニーのコンサートを武道館まで観に行きました。ところがサンタナのコンサートには結局行ったことはありません。

あと他のアルバムは知りませんが、「哀愁のヨーロッパ」の入っている「アミーゴ」というアルバムはジャケットはたしか横尾忠則氏のデザインと思います(違っていたらすみません・・)。ジャケットもすてきなものでした。

ただこの曲はロックバンドの曲としては、アルバム名にもなっているのに、なぜか地味な印象で、シングルレコードを買ったのもかなり後になってからでした。

私は以前はほんの少しだけ楽器、というか打楽器に興味があり、その宝庫であるラテン音楽が大好きでした。歌謡曲や演歌もいいのですが、学生時代まではこのような洋楽もけっこう聴いていました。
結局音楽は自分が演奏する活動としては、ほとんど続けませんでした。でもこの物悲しいメロディーを奏でるカルロス・サンタナの演奏は、表題の曲に限らず名演奏だと思っています。

でもこれも先日の「冬の駅」ではありませんが、不滅の名曲にしてもいいのではないか?と思っているぐらいです。

一度聴いてみていただけたら、と思います。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

またまた話は変わりますが、私がサラリーマンだったころに、こんな話もあったかな・・?

「気はやさしくて力持ちの男の話」(ショートショート)

私はしがない営業マン。

はるか前の話ですが、会社の後輩でT君という人がいました。

彼は気はやさしくて力持ち、かどうかはわかりませんが、いつも穏やかでおとなしい人でした。

でも体は大きくて身長は180数センチもあり、がっちりした体にくわえ、精悍なというより、大変ごつい顔つきをしていました。

ちょうど体はプロレスラーで、顔が悪役商会みたいな感じでした。

最初の頃、彼の人間性がわかるまでは我々先輩も少し遠慮して接していました。

「ほらT!ちゃんとやれよ。お前ぶっ飛ばすぞ!」
なんて言ったら、

「ほう~、やってみろよ。え?どうやってぶっ飛ばすんだよ、先輩よ、こうやるのか?」

「バキ、バキ、ボキ・・」
「ぐわぁ~!」

なんてことになったら大変なので・・

でも彼はまったくそんな心配はない人で、何があっても、いつもおとなしく、穏やかでした。
またどちらかというと気弱なところもありました。

☆☆☆☆☆

ある日・・
彼と一緒に車で営業に出ることになりました。

もちろん後輩である彼が運転手です。

そして出発してしばらくしたところで事は起こりました。

私たちの車が他の車とあやうく接触しそうになってしまったのです。

「危ねえなぁ」
車の中で相手には聞こえないので、私は舌打ちをしながら言いました。

もちろん相手もそう思ったのでしょう。
中には二人組みの男が乗っていました。

よく見るとかなり柄の悪そうな兄さんたちでした。

「まずい」

変なやつとかかわりになっちゃった。
そう思いました。

案の定、一人が車を降りてきました。

「おい!○※▲△×○◎△・・・・・!!」

何か大声で叫んでこっちに来ます。

「やばい・・どうしよう」

めんどくさいことになりそうです。
もしかしたら一発殴られるかもしれない・・

そう思うとけっこうびびってきました。

「ああっ?、○※▲△×○◎△◇◎○・・・・・!!」
彼はまだ大声で何か叫んでいます。

多分『どうしくれるんだ、この野郎、降りてこいや。ぶっ飛ばしてやる!』
とでも言っているのでしょう。

彼は私たちの車のすぐ近くまできました。
見るからに悪そうな感じで、肩をいからせています。

私のほうを睨みつけています。

そしてふと、となりの運転席にいる後輩のTのこともちらっと見ました。
方向が悪くて、Tのことはよく見えなかったようです。

と・・・
するとその危なそうな風体のその男は、急にポケットに手を突っ込みました。

『そうか、私は弱そうだけど、Tは見た目はかなりでかくて強そうなので、さらに威圧しているんだな』
と思いました。

『絶体絶命だ・・』

ところが・・・
彼は急に、
「あれ?」
と言いました。

「あった、あった!!」

そしてなんと手を突っ込んだポケットから小銭入れを出しました。
そしていきなり近くの自動販売機でジュースを買いました。

『なんだ?』

そして缶ジュースを買うとそそくさと車に戻り、そして出発してしまいました。

☆☆☆☆☆

おお、危なかった・・。

それにしてもTの見た目の威力は絶大でした。

天井につく位の高い座高で、こわもてで・・

今日ばかりはTに感謝しました。

「おいT、ありがとうお前のおかげで助かったよ。一時はどうなるかと思ったよ」

Tはしばらく前を見て黙っていましたが、やがて
「いやあ、僕も怖くて、怖くてちびりそうでしたよ・・、ほらこんなに顔が引きつって硬直してしまいましたよ」
と言いながら、やっとこちらを振り向きました。

そのときやっと、彼らが逃げるように退散した理由がわかりました。

そこにはこの世のものとは思えないぐらいの、巨大で恐ろしい形相で、目の前にある獲物に飛び掛らんと思うような凶暴な表情をした男の顔がありました・・


上記の記事はタウンクリニックドットコム・時代文化ネットのサイト管理人日記「ぶらぶらうだううだ」(旧穴狙い千ちゃんの旅行記2)に2011年11月21日に掲載された記事を移設したものです。

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年7月31日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)

※なお一部は現在のモラルや法律などに抵触しないように、また内容的に改修したほうがいいと判断した場合は一部修正することがありますことをご承知おきください。


~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【選曲した曲のメロディーと名曲という表現について】
もしご年齢や他の理由でメロディーや歌詞をご存知ない方がいらっしゃったら、今は大手検索サイトに「歌手名・曲名」を入力して検索すれば、2022年7月現在の現状では、すぐメロディーがわかる試聴サイトや動画の公式サイトなどが複数表示されるようです。それらのサイトは他サイトなので詳細は当方では認識がなく、それらをご利用されるかどうかは閲覧された方ご自身の責任になりますが、容易にメロディーを確認できる設備があるようです。
(当サイトでは著作権の問題等の法令遵守のために写真やリンク等は貼っておりません)

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。

ブログネタ
時代を問わず、国内外を問わず、名曲さがし に参加中!
1980年に発売された、当時アイドルとしてデビューした千葉まなみのデビュー曲です。
この曲は歌手名と曲名を聞いてもよくわからない方も、当時中学生以上になっていた方は、曲を聴けば「あっ、この歌知ってる!」と感じる方は多いと思います。

作詞はなかにし礼、作曲は平尾昌晃と何とも豪華な顔ぶれです。
そしてメロディーも、当時はすでに松田聖子や河合奈保子などが出てきた頃で、昭和歌謡とは少し違う雰囲気が漂い始めたころにしては、少々時代をさかのぼるような昭和歌謡的なアイドルソングという印象でした。

当時から小動物的な感じのさっぱりした顔つきで、個人的には好きなタイプの顔でした。それに加えこの哀愁のある昭和歌謡的なアイドルソングでもあり、もうひつ言えば派手さもあまり感じなかったので、大変好きな曲の一つでした。

曲調としては冒頭に記載したとおり、哀愁のあるシンプルで、おぼえやすいメロディーと詞で、かなりの人の記憶に残っていると思います。

中でも、
出だしの
「そして恋が生まれました 彼と私に~」(引用)
と、サビ?の部分の
「~並木の桜がすっかり咲いたら 女になろうと心に決めてます」(引用)
という部分は強く印象に残っています。

多くのこの曲を聴いたことがある、と感じる方はおそらくこの二つの部分ではないか?と想像します。

でも彼女はその後は長くこの業界にはいなかったようです。
ネットなどで見る限りは出身地の仙台で元の家業のラーメン屋の経営に今も関わっているようです。

この曲のレコードはどういう経緯で買ったのかは忘れましたが持っていますが、今整理中でどこにあるかはさがしているところです。というのもこの曲のB面の「娘ざかり」という曲も結構個人的には気に入っていた、という記憶があるからです。現在ではこの曲はネットでもほぼメロディーを確認できるような設備はないようです。

レコードが見つかって、聴いて再度気に入ったら、また掲載するつもりです。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

そしてここからはこの曲とはまったく関係がありませんが・・
私がサラリーマン時代にこんな話があったかな・・??

「宇宙人」(ショートショート)

朝会社に着き、すぐにオフィスに入ると、彼もすでに出社していました。

私はかなり前から
「彼は本当は宇宙人なのではないか?」
と思っていました。

もちろん見た感じもありますが、何かわれわれ地球人と異質なものを感じていました。

彼はゆっくりとコーヒーを飲みながら新聞をひろげています。
新聞をひろげているので、上半身は新聞で隠れてよく見えません。

「本当は何をやっているんだろう?」
「もしかしたら朝の食事をしているのではないか?」
「あの飲み物も本当にコーヒーなのか?」
宇宙人は当然地球人と違うものを食べるはずです。

彼は皆と食事に行くことはまずありませんでした。

一回疑ってしまうと、何もかもが不自然に思えてしまうので不思議です。
「スーツの中には残りの手足がたくさんかくれているのではないか?」
「人間の顔をしているが、それは精巧に作られた仮面で、それをはがすと本当の姿がかくれているのでは?」
など妄想はどんどん膨らんでいきました。

ある日などは、
彼とトイレで一緒になり、入念に顔の手入れをしていたので、
「おいっ、お前の正体はわかっているんだ!本当の姿を見せろ!!」
と、言いたい衝動にかられて、のど元までその言葉がこみ上げてきたくらいです。
「ゴックン」
やっとその衝動を飲み込んで、踏みとどまりました。

もしそんなことを言ってしまったら・・・

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「フッフッフッ、とうとう俺様の正体を知ってしまったのか」
と言うと同時に、顔の仮面を「ベリッ」とはがし、
本当の姿を見せました。

口は巨大なおちょぼ口で、目はぎょろっとした感じです。
子供のころに絵本で見た宇宙人そのものです。

さらにスーツを「ベリッ」とはがすと、
残りの6本の足がでてきました。

まるでほとんどタコです。

そのタコ、いや宇宙人は腰のあたりから、レーザー銃のようなものを取り出すと、私に向けました。
「知られたからには生かしておくわけにはいかないんだ。」
と言うが早いか引き金をひきました。

「ピーーッ、ピーーッ」

「ぎゃあああっ」

私は瞬間的に消滅してしまいました。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

・・・とそんなことになってしまうはずです。
「よかった言わないで、命拾いした」
私は「ふーっ」とため息をつきました。

そもそも宇宙人というのは本当にいるのでしょうか?

大体人間から見てるから「~~人」というふうに呼んでいますが、この地球には数え切れないくらいの種類の生物がいて人間はその中の一種に過ぎません。

そんなに都合よく他の星の生物が人間に近い形になるというのもおかしな話です。

さらにもっと不思議なのは、この巨大な宇宙でこの地球にやってくるのはどうしてでしょうか?

太陽系の冥王星でも光の速さで数分、時速3000キロの戦闘機では気が遠くなるような時間がかかるそうです。

正確な知識はありませんが、聞くところによれば一番近いといわれている「シリウス」で4光年、「アンタレス」は600光年かかるそうです。

もっといえばそのアンタレスと地球の距離は、銀河系宇宙全体のものさしで見たら、ほんのわずかな距離だそうです。

仮に光の速さで飛ぶ円盤に乗っていても、アンタレスあたりから来ると600年かかっているわけです。

さきほどの彼も600年前にアンタレスあたりを出発して最近やっと地球に到着したのでしょうか?

そもそもそんな離れたところからこんな砂粒のような地球の状況がなぜわかったのでしょうか?

よく考えると納得のいかない不思議なことばかりです。

「そうなんだ、やはり宇宙人なんかいないんだ」
「人間の想像の産物なんだ。そうに違いない!」

私はこんな妄想にとらわれている自分がだんだんはずかしくなってきました。
彼が宇宙人のわけがない、もう600年以上も生きてる生物なんてありえないし・・。

ふと我に返ると、彼はまだ新聞を読んでいます。

私は彼のところに近づき
「なんか、おもしろいニュースあった?」
と言いながらにこやかに覗き込みました。

彼はびっくりして、
「今食事中なんだ。じゃまするな」
「ズズ~ッ、ズズ~ッ」

・・・・・

※ちなみに地球と星の距離は正確なデータかどうか不明ですが、この話の核心ではないので違っていたら、ご容赦ください・・

上記の記事はサイト管理人日記「ぶらぶらうだううだ」(旧穴狙い千ちゃんの旅行記2)に2011年5月26日に掲載した記事を移設したものです。

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年7月21日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)


※なお一部は現在のモラルや法律などに抵触しないように、また内容的に改修したほうがいいと判断した場合は当初の内容を一部修正しておりますのでご承知おきください。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【選曲した曲のメロディーと名曲という表現について】
もしご年齢や他の理由でメロディーや歌詞をご存知ない方がいらっしゃったら、今は大手検索サイトに「歌手名・曲名」を入力して検索すれば、2022年7月現在の現状では、すぐメロディーがわかる試聴サイトや動画の公式サイトなどが複数表示されるようです。それらのサイトは他サイトなので詳細は当方では認識がなく、それらをご利用されるかどうかは閲覧された方ご自身の責任になりますが、容易にメロディーを確認できる設備があるようです。
(当サイトでは著作権の問題等の法令遵守のために写真やリンク等は貼っておりません

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。

ブログネタ
時代を問わず、国内外を問わず、名曲さがし に参加中!
1974年に発売された小柳ルミ子の名曲です。
曲調は西洋的な感じで、小柳ルミ子のそれまでのどちらかというと日本的で情緒的な哀愁系のメロディーとは一線を画するような印象を受けた曲です。物悲しい暗い感じの曲でありながらおぼえやすい、わかりやすいメロディーです。
小柳ルミ子は近年はともかく、デビューしてからかなりの年月は和風、エキゾチックを問わずすばらしい昭和歌謡をたくさん歌っていました。

以前にこのブログでは「たそがれラブコール」と「京のにわか雨」を紹介しましたが、私の好みの哀愁たっぷりの曲はまだまだあるので、この曲の他にも随時紹介していきたいと思います。

この曲は当時は大ヒットした曲で、私もテレビでたびたび直接歌う場面を拝見しました。
シャンソン、ロシア民謡、ロマなどの遊牧民の民族音楽をすべて盛り込んだような、ヨーロッパ的な素敵な曲です。多分ご年配の方のほとんどは私よりくわしく知っているような曲だと思いますので、私のくどい説明は端折ります。

「白い朝もや流れる 冬の淋しい停車場 あなたの無事を祈って これが運命とつぶやくの~」(引用)

この情景が浮かんでくるようなすばらしい出だしは当時はあまりにも有名なフレーズになりました。口ずさんでいた人も結構いたと思います。

さらにサビのところでは、
「~ひと駅だけでもあなたと一緒に朝の汽車に乗っていきたかった」(引用)

と、ここでこの曲に込められた感情が絶頂になるような印象を受けました。

作詞はこういう歌の名手である、なかにし礼で、作曲は加瀬邦彦です。

本当は不滅の名曲にしてもいいぐらいだと思っています。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

そういえば話は変わりますが、上記の曲とはあまり関係ありませんが、この曲ほど昔ではありませんが、こんなことがありました。

「六人の妹」 (ショートショート)

昔、むかし、はるか昔、相当な大昔のはなしです。

私が会社に入り新入社員で研修を受けていたころ、
同じ同期の新入社員のなかにどういう意味かは別にして、たいへんやり手の男がいました。
名前はAといいます。

Aは当時のバブル直前の時流に乗った軟派風の男でした。
彼は、自分で曰く「俺には六人の妹がいるんだ!」
と豪語していました。

それを聞いた、おくてでシャイな私は、
「へえ~、七人兄弟なんだ。大所帯だね」
と言いました。
周りにいた別の男は、
「ばかかお前は、それとはちがう妹だよ!」
とさとしました。
「???」
どうやら彼は、年下の彼女は妹、年上はお姉さんと呼んでいたのでした。

大幅に年上をお母さんと呼んでいたのかはわかりませんが、
たいしたもんだ、いずれにしてもうらやましいね、と思いました。
私は純情だったので、同い年のきょうだいがチラ、ホラとしかいませんでした。

そんなこんなで一年が経ち、そんなことも忘れかけた春のこと・・

私が働いている職場に恒例の新入社員が配属されてきました。
野郎が一人、女の子が二人です。

女の子は一人は理知的な感じでいい子でしたが地味目でした。
もう一人はというと、背も高く派手で、当時イケイケといわれた女子大卒のいかにも~、という感じの肉食系風のギャルでした。

名前はB子といいます。

B子はまあまあかわいいのもありましたが、性格も前述のように積極的でした。
職場の男は皆魅了されました。
でも口をひらくと、「それで~っ」「かわいい~~」的な感じでした。

さらには、
自分のことを「わたしって、”○○○○○○”(・・当時旬な芸能人)に似てると思うんだけど、どう??」
こんなことを聞いてくることもありました。
『う~ん?、目だけは似てるね』
私は内心そう思っていましたが、気が弱いのでだまっていました。

そんな時です。
同期のAから電話がありました。
「お前んとこの職場にB子が入ってきたんだって?」
「そうだよ」
「あいつは俺の妹なんだよ」
「えっ?」
  :
と言いながらも・・
『なるほど・・』
私はこんな信じられない偶然の出来事なのに妙に納得してしまいました。
『やはり兄妹(きょうだい)だったか、どうりで・・・』

それからしばらく時が経ち、皆は順調に成長していきました。

ほどなくAはめでたく結ばれて結婚しました。
もちろんむかし妹だったひとではなく、新しく妹になった人でした。
話によると飲み屋でナンパしたとのことです。
「俺のいもうとになってくれる?」
とでも口説いたのでしょうか。

同じ職場であったB子も時が経ち会社をやめてしまいました。

そしてしばらく経ったころ、B子が結婚することになりました。
会社に入ってからもB子は仕事も頑張っていましたが、遊びもけっこう頑張っていたようで、
どんな派手なやつと結婚するのか、見ものだと皆が思っていました。

B子の結婚式の二次会に招待されたので当然出席しました。
だんなさんはどうやら地元の結構裕福な家の方で、しっかりした固い会社の方みたいでした。

早速B子に、「結婚おめでとうな。よかったじゃん。だんなさんは?」
と早速祝福の声をかけると、
B子は、「ありがとう。だんなは本当にふつうの人なの」
「ふつう????」
「そうなの、ほんとうにふつうのひとなの・・・」

今までどういうやつとつきあってきたんだ?・・

今でも不思議なのは彼女はどうやって彼と出会ったのかということです。
やっぱり、飲み屋でナンパしたんでしょうか?
「私のお兄ちゃんになって~~」


上記の記事はサイト管理人日記「ぶらぶらうだううだ」(旧穴狙い千ちゃんの旅行記2)に2011年5月17日に掲載した記事を移設したものです。

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年7月19日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)

※なお一部は現在のモラルや法律などに抵触しないように、また内容的に改修したほうがいいと判断した場合は当初の内容を一部修正しておりますのでご承知おきください。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

【選曲した曲のメロディーと名曲という表現について】

もしご年齢や他の理由でメロディーや歌詞をご存知ない方がいらっしゃったら、今は大手検索サイトに「歌手名・曲名」を入力して検索すれば、2022年7月現在の現状では、すぐメロディーがわかる試聴サイトや動画の公式サイトなどが複数表示されるようです。それらのサイトは他サイトなので詳細は当方では認識がなく、それらをご利用されるかどうかは閲覧された方ご自身の責任になりますが、容易にメロディーを確認できる設備があるようです。
(当サイトでは著作権の問題等の法令遵守のために写真やリンク等は貼っておりません)

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。

ブログネタ
あの時代や場所、瞬間を紐とき、思い出す歌や音楽 に参加中!
「落ち葉の舞散る停車場は 悲しい女の吹きだまり だから今日もひとり 明日もひとり 涙を捨てにくる~」(引用)

大ヒットした表題の曲「終着駅」のこの出だしは、あまりにも有名なメロディーとフレーズです。

作曲者は、彼女の配偶者でもあり、私が個人的に「哀愁のメロディーの第一人者」と思っている浜圭介です。私は細かい業界の事情は知りませんが、この曲の発売の2~3年後に奥村チヨは浜圭介と結婚したようです。

私がこの曲を初めて聴いたのは、たしか多分リリースされて間もない紅白歌合戦でした。
当時は年末年始は例外なく大阪の父の実家でこの番組を観ていました。

その時におぼえているのは単に哀愁好き、とかそういうレベルを超えた「新鮮な驚き」でした。
それくらい当時も大きなインパクトがありました。

今でもその曲を最初に聴いた時の紅白歌合戦の情景だけでなく、大阪の家の様子や時代背景などが浮かび上がってきます。情景だけでなく、井戸のモーターの音や古い家の独特の香りまで思い出します。

昭和歌謡と欧州系の少し暗めの映画などで流れるエキゾチックなメロディーを足して2で割ったような、不思議な魅力のあるメロディーというふうに感じたのをおぼえています。

終着駅というと、最果ての線路に車輪止めがある風景や、ひなびた田舎の鉄道の風景という印象になりがちで、それも風情はあります。
でもこの曲のかもしだす風景描写とそれにぴったりのメロディーは、もっと異国的、都会的というか現代的な人間の悲哀を感じるような、一段深く表現した情景や人間模様まで伝わってくるぐらいです。

基本は大ヒットした曲より、そこまでヒットしなかった曲を発掘したり、紹介したいという気持ちで選曲して、サイトを構築しようと思っています。でもこの曲を含め、大ヒットしても「良いと思うものは、良い」という自分の自然な気持ちに従っていこうとも考えています。

多分中高年の方の大半が、そしてこの曲が発売されて以降に生まれた方の多くも、ご存知の曲だとは思いますが、「名曲は名曲」(当たり前ですが・・)ということで紹介しました。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
ところでまったく話は変わりますが・・

前回に続き・・
少ししつこいですが、また前回の営業マンの話の続編です・・

「チョー熱い営業マンPart3」(ショートショート)

一昨日の出来事の記事は&「チョー熱い営業マンPart1」(ショートショート)をご覧ください。
https://jibun-music.blog.jp/archives/30848412.html

昨日の出来事の記事は&「チョー熱い営業マンPart2」(ショートショート)をご覧ください。
https://jibun-music.blog.jp/archives/30876401.html

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

俺はA社のしがない営業マン。名前は△△といいます。
俺がいつも意識している『あいつ』(□□)は、俺の永遠のライバルです。
俺が常々思っているのは『あいつ』にはどんなことでも負けたくない、ということです。
どんな些細なことでも・・です。

ここのところの対戦成績は2戦2引き分けと、完全に互角な状態です。
機会があれば次回こそ決着をつけて、『あいつ』をギャフンと言わせてやるつもりです。

実は一昨日は『あいつ』と一緒に「街で暴走騒ぎ」を起こして会社に大きな迷惑をかけて、さらに昨日も『あいつ』と「自分の会社の入口で暴走騒ぎ」を起こして、またまた会社に迷惑をかけてしまいました。

一昨日も昨日も悪気はまったくなかったのですが・・。
なぜかX社のY社長もうちの会社の部長も社長も、それに加えて我が部の課長も、受付の女の子もみんな怒っています・・。

巷ではどんどん怒っている人が増えているようですが、私はそんな雑音には耳を貸さず、毎日『チョー熱い営業マン生活』を邁進しています!

さて今日も俺は午前中の業務を終え、昼飯を食うために近くの行きつけのラーメン屋に入りました。

『いらっしゃいませ!毎度!!』
と愛想のいい店の親父の声が出むかえてくれました。

何にしようかな~?
と考えているところに

ガラーッ!
とドアの開く音がして、一人の客が入ってきました。

そうです。
『あいつ』の登場です。
『あいつ』は必ずこういう時にはどこから匂いを嗅ぎつけるのか?素早くやってきます。

また一緒になってしまったからには、これからまた始まるぞ~、永遠のライバルとの戦いが!
俺はライバル心が燃え盛ってきたのか、血圧が上がったのかはわかりませんが、顔が紅潮して熱くなってきました。

店の親父は、
『今日のお勧めは”チャーシュー、煮玉子入りタンメン”だよ!』
と言いました。

そして俺たち二人は、注文を親父に伝えようとしました。

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

・俺:「はい、そのお勧めのタンメンでお願いします」
・あいつ:「僕もお勧めのタンメンでお願いします」

そこまではよかったのですが・・
ここはどちらも負けたくありません。

それなら、と思い、
・俺:「俺は大盛でね!」
・あいつ:「あ、お、おれも大盛にしてくれ!」

俺は、まだ五分五分だな、ここでひとつ上を行かないと・・と思い、
・俺:「じゃあ、野菜も増し増しで~」
・あいつ:「そ、それじゃ、僕は野菜増し増しに、チャーシューも2倍でね!」

俺は『むむっ、これはやられた!、それならここで一気に決着をつけてやるぞ!』
・俺:「そしたら、俺はチャーシューを2倍にして、それから麺を3人前で、煮玉子を1つ追加で!」
・あいつ:「いや、それなら僕も追加で麺を3人前にして、煮玉子を2つ追加して!」

その後も・・
追加を繰り返し・・。

   :

結局2人の注文は、野菜増し増しに、麺を3人前、チャーシュー3倍、煮玉子5個入りに膨らみました・・。

・親父:『こいつら、何者なんだよ?この量でも尋常じゃないから、とにかく止めないと・・』
「お前ら、そんなに食えるのかよ~!、いい加減にしろよっ!」

至極もっともです。

2人ともすでに増量もほぼ限界に来ていたので・・

・俺:「そうですね・・、そんなもんでいいですよ親父さん」
・あいつ:「いやあ、なんとかなりますからそんなもんでいいですよ~、親父さん」
・親父:「・・・」

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして数分後、注文の巨大ラーメンが2人に出されました。

ちょうどその時、
ガラーッ!
とドアの開く音がして、2人の女性の客が入ってきました。
そうです。
昨日会社の入口の自動ドアを破壊した時に中にいた、受付の女性2人です。

「あれ、またあの人たち一緒にいる?」
「今度は何?」
「あれ、見てよ、何あのラーメン、すごい量ね!」
「食べれるのかしら?」

でもそんな心配は必要ありませんでした。
何しろ俺は『あいつ』には絶対負けたくありません。

意地でも食べてやる~!
『あいつ』も同じでした。

もうなりふりかまわず、髪を振り乱して丼の中のものを口に放り込みました。
『あいつ』もまったく同じでした。

そして10分くらい巨大ラーメンとの格闘が始まりました。
約10分後・・
2人とも・・
口にはまだラーメン、チャーシュー、煮玉子、野菜などが詰まったままで、飲みこむどころか、呼吸をすることさえままならない状況になりました。また『負けたくない病』のせいか、俺も『あいつ』もはやはりすごい形相になっていたようです。

「ゴックンッ!!」
ちょうど大蛇が獲物を丸のみするかのように、ついに俺と『あいつ』はラーメンを食べ切りました。
最後に口の中に残っていたものを残った汁で一気に流し込みました。
2人が飲み込む音は店中に響きわたりました。

地獄のような光景です・・
まるで「野生の王国」や「人食いザメ」の映像を見ているかのような光景です。

受付の女性2人は、注文するのも忘れて、見入っていました。
そして・・
「見て、こわーいあの人たち!」
「そうね、またすごい顔になってる!」
「私、だんだん食欲なくなってきちゃった・・」
「私も、まだ頼んでいないから、帰ろうかな・・」

他の客もこの一連の『俺とあいつ』の様子を見ていて、同じように感じたのか、注文を出していない人はみんな店を出ていきました。そして食べてる最中の人も、食事もそこそこに逃げるように店を出ていきました。

親父の怒りがついに炸裂しました!
『お前らなあ~!、営業妨害なんだよ。さっさと出てけっ!、この”丸飲み”野郎!!』
『2人とももう出入り禁止だからな! わかったかっ!』
もう完全に怒っていました。

俺と『あいつ』は2人ともフラフラになりながら、店を出ました。
そして、
ゲフーッ!ゲフーッ!
「ゲフーッ!ゲフーッ!」
と何度も『げっぷ』をしながら・・

今の『勝負?』を振り返りました。

今日も決着がつかなかったな!
「おう、また次の機会だな!フーッ」

と言いながら、とても午後は仕事にならないような足取りで会社に向かいました。

そして俺はこう思いました。
また引き分けになってしまった・・
□□(『あいつ』)よ、俺はお前には絶対勝って見せるぞ、よくおぼえておけよ!

これで2人でX社、S社、うちの会社の部長、社長、受付の女の子2人、課長、それからラーメン屋の親父を怒らせてしまいました。怒っている人は日に日に増えていきます。

でも俺はそんな雑音には全然耳も貸さないし、揺るがない。
俺たちの戦いはこれからも続く
なあ、□□(『あいつ』)よ!

『あいつ』もまったく同じことを考えているに違いない
なにしろ『あいつ』は俺の永遠のライバルだから・・・

ほとんどビョーキの2人でした・・・。

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年7月5日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。

※ここに記載している記事は基本的にはオリジナルの内容ですが、記事の正確さを目指しているので年次など確定事実については一部は公開情報を参考にしていますことをご承知おきください。


ブログネタ
時代を問わず、国内外を問わず、名曲さがし に参加中!
「あなたが好きだった シャンソンでさえ こんな時に 泣かせてくれない~」(引用)

これは2コーラス目の最初の部分ですが、歌詞にもあるようにシャンソンのような哀愁たっぷりの、わかりやすいメロディーの曲です。また以前に記載した「今は泣かせて」(同じアルバムに収録)と同様、少し出身の横須賀ではありませんが、どこか異国情緒がただよう洗練されたメロディーに感じます。

個人的には好きなミュージシャンの好きな曲調というのもあると思いますが、何度聴いても飽きず、快感をおぼえる曲です。

特にこのデビューアルバム「海につれていって」はヒット曲の「迷い道」と「かもめが翔んだ日」だけでなく、表題の「片っぽ耳飾り」、そして前出の「今は泣かせて」と渡辺真知子の魅力が詰まっているアルバムだと思っています。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

ところでまったく話は変わりますが・・

前回に続き・・
表題の曲とはほぼ関係ありませんが、前回の営業マンの続編です。

「チョー熱い営業マンPart2」(ショートショート)

俺はA社のしがない営業マン。名前は△△といいます。
俺がいつも意識している『あいつ』(□□)は、俺の永遠のライバルだ!
昨日は『あいつ』と一緒に「街で暴走騒ぎ」を起こして、会社に大きな迷惑をかけてしまった。

悪気はまったくなかったのだが・・。
なぜかX社のY社長もうちの会社の部長も社長もみんな怒っていた・・。

くわしくは下記の記事「チョー熱い営業マンPart1」をご覧ください。
https://jibun-music.blog.jp/archives/30848412.html

でも、もう大丈夫。俺はそこまで愚かではない。同じ間違いをしないというのが俺の取り柄だ!

しかし俺の永遠のライバルである『あいつ』(□□)は大丈夫だったのだろうか?
『あいつ』もS社との取り引きが打ち切りになったらしい。

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

と思っていると、会社の近くの駅の改札を出たところで、声をかけてくる奴がいました。

「よう△△!」
ちょうど昨日のことを考えていたところに『あいつ』と会ってしまった。

よう□□、昨日は大変だったみたいだな!

「いや、大丈夫、大丈夫」

それならいいんだけど、またいつか決着つけような!

「いいとも、お前には負けないぞ!」

と駅から会社に向かう道すがらに、こんな会話を交わしていました。

しかし俺の心の中には
『この、こしゃくな・・、今度こそギャフンといわせてやる!』
という気持ちが込みあげてきました。

すると相手もそう思ったのか、会社に向かう道でも、また始まりました・・。
競争、というより暴走が・・

スタスタスタ
スタッスタッスタッ

スタスタスタ
スタッスタッスタッ

俺の方が早く会社に着いてやる!

「それは俺のせりふだ!」

そのうち昨日みたいに走り出しました。

タタタ!
タッタッタッ!

タタタ!
タッタッタッ!

お前には絶対負けるわけにはいかないんだよ、わかったか!

「お前こそ、俺よりも遅いことを認めろよ!、このすっとこどっこいが!」

2人はすごい表情で、猛然と走り、会社の入り口に突っ込んでいきました。

しかし、悪いことに・・
会社の入り口は、『自動ドア』でした。
入口の前のマットを踏むことで、ドアが開く普通のものでした。

猛然とダッシュしている2人はそのマットを踏んだ後にドアが開くまでの時間はまったくありませんでした。

『ドカンッ!!』
『ガシャガシャーンッ!』
大きな音とともに2人はまだ開いていない自動ドアに激突しました。

ギャアッ
「アイテッ!」

2人ともその場にしゃがみ込むほど、顔面などを強打しました。
そして同時に自動ドアも壊れてしまいました。

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

同じ時刻に会社の入口の中では・・

そのころ中の受付では、受付の女性が2人で会社を開ける準備をしていました。
そこに外から2人の男が、すごい形相で猛ダッシュでこちらに突っ込んできました。

「あら、あれ何?」
「いえ、わからないわ」
「あーっ、あのままだとぶつかるわ!」
「それにしてもすごい顔してる」

「あーっ、あぶない!!」

『ドカンッ!!』
『ガシャガシャーンッ!』

「ギャアッ」
「アイテッ!」

「この人たち何なの?」
「怖い~~!」
「自動ドアも壊れちゃったかも・・」
    
     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そしてしばらくして・・

「アイタタタ・・」
俺はまださっき強打した顔面を押さえていました。
それにしても、痛いな、まだこぶが引っ込まない・・
自動ドアも壊れちゃったかもしれないし・・

「まあ、いいか!」
『よくないだろ・・』(会社の他のみんなの声)

結局俺も『あいつ』も同時に会社に到着したということで、今回も決着は持ち越しとなりました。

でも次は必ず決着をつけてやる!
次は負けねえぞ、永遠のライバル□□よ!

懲りないやつらでした・・

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年7月4日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。

ブログネタ
時代を問わず、国内外を問わず、名曲さがし に参加中!
西島三重子といえば「池上線」ですが、彼女は他にも同じような少し暗めですがエキゾチックな哀愁たっぷりの曲を出しています。まだ他にも紹介するつもりですが、まずは表題の「愛の行先」です。

この曲は1980年に発売されました。またテレビドラマの主題歌だったそうです。
というのも売れた「池上線」や「千登勢橋」は知っていましたが、表題にあるベストのLPレコードを買うまでは表題の「愛の行先」という曲自体知りませんでした。

西島三重子にしては、彼女特有のメロディーからは若干離れているようにも思いますが、哀愁たっぷりの物悲しいメロディーであると思っています。

曲調から、実はもっと後に発売された曲だと思っていましたが「千登勢橋」の翌年に発売されたと知り、意外に感じています。そして言われてみれば、ドラマの主題歌にもぴったりだと思いました。
(どういうドラマかも知りませんが・・?)

ただAmazonなどで調べた私の知る範囲ですが、西島三重子の曲はかなりの曲がまとめたそれなりの値段のベストCDは存在していますが、アルバムやシングル単位で個別にはCD化されていません。
曲によっては個別には入手困難なものあります。
当然そのような曲はダウンロードもできないようです。

けっこう人気はあると思うのですが・・。

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

ということでいつもの『例の荻窪のスナック』は少し休んで、違うパターンの小話(ショートショート)です。

「行先」といえば営業マン時代に以前こんなことがあったかな~?

「チョー熱い営業マンPart1」(ショートショート)


俺(△△)はA社の営業マンです。
今日はたまたま用事があり、ある街に出ました。

その街の駅前の大通りの歩道を歩いていると、道路の反対側の歩道を私の同期の『あいつ』(□□)が歩いていました。
ちょうど俺と同じくらいの位置で、同じ方向に進んでいます。

逆の方向だったらよかったのですが、どこに行くのか?、行先は知りませんが、ちょうど私と同じくらいの位置で、同じ方向に進んでいます。

『あいつ』には絶対負けたくありません。
もちろん歩くスピードもです。

こしゃくな・・

スタスタスタ

俺は歩く速度を少し速めました。

すると『あいつ』もそれに気付いたようです。

スタッスタッスタッ

『あいつ』は俺よりもスピードを上げ始めました。

こうなったら、とことんやってやろうじゃないか!!

スタスタスタ

俺はさらに歩く速度を速めました。

すると『あいつ』もそれに気付いたようで、またさらに速めました。
スタッスタッスタッ

こうなれば、決着がつくまでやってやろうじゃないか!!

『あいつ』も「上等じゃないか!」
と言わんばかりに私が速度を上げると、同じようにそれを上回る速度に速めます。

スタスタスタ
スタッスタッスタッ

スタスタスタ
スタッスタッスタッ

そのうち俺はしびれを切らし、少し走り始めました。
すると『あいつ』も走り始めました。

これはすごいことになりました。

タタタ!
タッタッタッ!

タタタ!
タッタッタッ!

そのうち2人とも全力で走り始めました。

フーッ、ハアッハアッハアッ!

気が付いてみると、すでに街は抜けて、よくわからない郊外に来ていました。

ここはどこなんだろう?
本当の俺の行先はどこだったんだろうか?

実は俺はあまりにむきになったので、本来の目的さえ忘れていました。

道路の向こう側でも『あいつ』も同じように思っているに違いありません。

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

同じ時刻に△△の行先の会社では・・

そのころ、俺(△△)とアポを入れて、待っていたX社のY社長は、Z秘書と一緒にビルの3階の窓際を見ながら、俺を待っていました。

「おいZ、△△はもう見えたか?」

「はい、Y社長、向こうの方から△△さんが見えました」
「でも、すごい顔して走っていますよ」

「あれ、まだ遅刻してないだろ?」

「そうですね。もう着きますよ」
   :
「あれ?」
「△△さんは走ったまま、行き過ぎてしまいましたよ!」
「それにしてもすごい顔だ、顔が引きつっている感じですよ!」

「何だって?」

「いや、本当に通過してしまいました」
「どんどん走って向うの方に行ってしまいそうな感じですよ」

「???」

「あれ、Y社長、道の反対にも△△さんと同じ会社の、ほらあの□□さんも走っているみたいですよ」
「□□さんも同じ方に走って行っちゃいそうですよ!」

「???」

「Y社長、もう△△さんは見えなくなってしまいました。□□さんも同じですよ!」
「いったい、どこに行くつもりなんですかね?」

「知らん!、もう放っておけ!」
「Z,飯食いに行くぞ!」

     ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ということで、俺のせいでX社との取引は終了となりました。
『あいつ』(□□)も何か用事があったに違いない。俺と同じように相手に呆れられて、取引が終わりになっているに違いない。

なにしろ俺は『あいつ』にだけは負けたくないからな。
同じ目に合って、ライバルでいてくれないと困るんだよ・・

しょうがない、今回は決着がつかなかったようだから、また次の機会を待つとするか・・

俺は手帳のページをめくりはじめました。
「え~っと、俺の次のアポはいつだっけかな・・?」
「『あいつ』にも同じ日時に同じ街でアポを入れてもらわないといけないな~」

このごに及んでまだやる気なんだ・・?

上記文章はサイト制作者の完全なオリジナル創作文です。内容の模倣や転載、転用を固く禁じます。(2022年7月1日:タウンクリニックドットコム・時代文化ネット)
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

この楽曲に対する名曲という評価はすべて個人的な感性によるものです。当方は専門家でもなく、また好みや嗜好は個人差があることをご承知おきください。

※ここに記載している記事は基本的にはオリジナルの内容ですが、記事の正確さを目指しているので年次など確定事実については一部は公開情報を参考にしていますことをご承知おきください。

↑このページのトップヘ